ECBの「オペレーションツイスト」-恩恵受けるのは仏国債か

  • バークレイズ、モルガン・スタンレーはフラット化取引勧める
  • ECBのドイツ債保有は上限に近い、フランス債に購入拡大余地

欧州中央銀行(ECB)が資産購入プログラムを終了させた後に「オペレーションツイスト」を導入するとの臆測が浮上し、フランス国債のイールドカーブをフラット化させている。

  30年物フランス国債の利回りは3日、1年7カ月ぶり低水準に達し、5年債に対するプレミアムは2016年11月以来の小ささとなった。ECBが保有債券の満期償還金の再投資で長期債の購入を拡大すると、先週報じられたことが背景にある。

  ドラギECB総裁は先月、債券購入を12月に終わらせる方針を発表、同時に満期償還金の再投資は長期にわたり続けると表明した。

  ECBのドイツ国債保有はECBが自ら設定した33%という上限に近いため、フランスやイタリア、スペインなど「準中核国債」や「周辺国債」にECBの購入余地があるだろうとモルガン・スタンレーは指摘。フランスの10年債と30年債のイールドカーブフラット化を見込む取引を勧めた。バークレイズもスプレッド縮小を見込んでいる。

  「ドイツ債でオペレーションツイストを実施できる余地はかなり限られる」とモルガン・スタンレーのストラテジスト、エレーン・リン氏がリポートに記述。フランス、イタリア、スペイン債のフラット化を見込む取引の方が有望だと指摘した。

  仏30年債利回りはロンドン時間3日に1.48%と16年11月以来の低水準となった。5年債および10年債とのスプレッドは4日、前日からほぼ変わらずでそれぞれ149ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と84bp前後。

原題:ECB ‘Operation Twist’ Talk Drives French Yields to 19-Month Low(抜粋)

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