中国、リスク増大で債務抑制策緩和か-人民銀の馬委員が示唆

  • 国務院の金融安定発展委員会が開いた会合を受け馬駿氏が発言
  • 同委員会は「市場のパニック」阻止に寄与できると説明

中国は債務増大の抑制を図る中で、画一的な政策の回避を目指す。中国人民銀行(中央銀行)貨幣政策委員会の馬駿委員が3日述べた。

  国務院の金融安定発展委員会が開いた会合を受けた馬委員の発言は、本土金融市場の相場低迷と経済成長鈍化に直面する中国が、金融リスクを減らすために現在進めている取り組みのスタンスを和らげつつあることを示す最新のシグナルだ。

  同委員会は幾つかの「規制機関が独自に動き、過度な流動性引き締めを人為的に引き起こす」というシナリオや、規制政策の重複による「市場のパニックさえも」阻止することに寄与できると馬委員は語った。

  金融安定発展委は2日、金融リスク阻止の3カ年計画を承認する会合を開催。債務抑制は引き続き重要な政策目標だと同計画は示しているものの、この会合後に発表された声明は、流動性を「十分」な水準に維持し、「規制作業のペース」を適切にすると説明している。

  声明はまた、巨大な中国市場には広範な回復力が備わっているほか、主要リスクに対する「極めて重要な闘い」で同国には多くの「好ましい条件」があり、外部からの衝撃を和らげることができると指摘した。

  同委員会は金融セクターを監督・監視するさまざまな省庁・機関の政策協調を改善させるため2017年に設置された。

原題:PBOC Official Hints at Debt Policy Softening as Risks Multiply(抜粋)

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