ドル・円下落、人民元安一服でドル売り優勢-米祝日で調整継続との声も

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  • 米祝日を控えたドル高の調整がドル・円を押し下げ-三菱UFJ信託
  • 人民元はオンショア、オフショアともに対ドルで続伸

東京外国為替市場のドル・円相場は下落。このところの人民元安を受けて中国の中央銀行高官が口先介入と取れる発言を前日に行ったことや、米国祝日に伴うドル高調整の流れが、ドルの上値を抑えた。

  ドル・円相場は4日午後3時19分現在、前日比0.2%安の1ドル=110円36銭。前日のドル安の流れを引き継ぎ、朝方からドル売りが先行。一時は110円28銭と4営業日ぶりの安値を付けたものの、下値は限定的で、中国本土株の動向を眺めながらもみ合う展開となった。ドルは主要10通貨に対して前日に引き続き全面安。

  三菱UFJ信託銀行資金為替部為替課の池島俊太郎課長は、ドル・円相場について「ドル高地合いの巻き戻しとなっており、その流れが続いている」と指摘。ドル安の要因として、「中国人民銀行が人民元安に対して口先介入をし、欧州でもドイツの政権不安が最悪期を脱したこと」などを挙げた。

  中国人民銀行の易綱総裁は3日、為替への姿勢について、「人民元相場を合理的かつ均衡の取れた水準で基本的に安定を維持する」と発言。 潘功勝副総裁も同日、人民元を合理的なレンジで安定させることに自信を持っていると述べるなど、中国の金融当局者から為替についての見解が相次いだ。
  
  人民銀が4日に設定した人民元の基準値は1ドル=6.6595元と昨年8月以来の元安となったものの、市場予想中央値の1ドル=6.6607元よりも元高。人民元はオンショア、オフショアともに対ドルで続伸している。上海総合指数は前日比プラス圏に戻す場面があったものの、総じて軟調な動きとなっている。

中国による人民元安への口先介入についてはこちら

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