新興国株の一角に買い場到来、「頭を悩ませる必要ない」-オジョ氏

  • アルゼンチンやフィリピン、ナイジェリアの株式は魅力的-オジョ氏
  • MSCI新興市場指数は第2四半期に8.7%下落

四半期ベースの新興国株式はこの約3年で最悪のパフォーマンスとなったが、値下がりはむしろ買い場をもたらしたと資産運用会社ハーディング・ロブナーのファンドマネジャー、ババトゥンデ・オジョ氏はみている。

  4億6800万ドル(約520億円)の運用に携わるオジョ氏はインタビューで、MSCI新興市場指数が4-6月(第2四半期)に8.7%下落したことで、アルゼンチンやフィリピン、ナイジェリアの株式は魅力的な水準に達したと指摘。ブルームバーグが集計したデータによると、同氏の「フロンティア・エマージング・マーケット」ファンドは1-6月(上期)に同種のファンドの82%を上回る成績を残した。
 
  オジョ氏は、株価が5年平均を下回っていることに加え、他の新興銘柄よりも高い潜在成長力を持ち、ボラティリティーが相対的に低い銘柄を選好。通商摩擦によって不確実性が高まる恐れはあるものの、多くの企業で利益に悪影響が直接及ぶことはないとみている。

  「頭を悩ませる必要はない」と述べたオジョ氏は、「こんなチャンスは二度と見られないだろう。買うために何を売るのかというのが私には真の問題だ」と語った。同氏の保有銘柄で最大はケニアの通信会社サファリコム。同氏は2013年6月にハーディング・ロブナーのサファリコム株保有を2倍に増やし、それ以降株価は5倍になった。

原題:‘No-Brainer’ to Pile Into Emerging Markets, Fund Manager Says(抜粋)

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