高利回り追求の日本の個人投資家、トルコ通貨から南ア・ランドに転進

  • 5カ月連続でランドのロング拡大、09年以来のペースで保有拡大
  • トルコ・リラは4カ月連続で減らす-政治を嫌気か

日本の個人投資家はトルコ通貨リラへの投資を減らす一方、南アフリカ共和国の​​ランドは買い増しており、2009年以来のペースでランド保有が拡大している。

  東京金融取引所のデータによると、日本の個人投資家は6月まで5カ月連続で、対円でランドのネットロング(買い持ち)ポジションを拡大。リラについては4カ月連続で減らした。

  FPG証券の深谷幸司社長は新興市場国通貨のパフォーマンスは芳しくないが、日本の個人投資家は高利回り国への投資機会を求め、そうした国の通貨を保有していると説明。政治情勢が南アの方がトルコより良好だとして、リラでロスカットした投資家がランドに向かった可能性があると話し、1ランドが下落して8円に近づくにつれ、投資家がランドを恐らく購入したとの見方を示した。ランドは対円で1-6月に11%値下がりしている。
  

  東京金融取引所によると、日本の個人投資家のランドのネットポジションは6月に11%増えて15万9631枚。リラは2.3%減って23万3795枚だった。それでも、メキシコ・ペソとポーランド・ズロチを含む4通貨合わせたネットポジションは今年これまでで約27%拡大したという。


原題:Japan’s Retail Army Is Piling Into the Rand While Shunning Lira(抜粋)

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