三菱モルガン外し広がる、政策公庫とオリクス不-国債相場操縦で

更新日時
  • 政策金融公庫が3本立て計1000億円、オリックス不は2本立てで
  • すでに東レ、KDDI、東京ガスが社債主幹事から除外している

Photographer: Tomohiro Ohsumi / Bloomberg

Photographer: Tomohiro Ohsumi / Bloomberg

長期国債先物で相場操縦したことが明らかになった三菱UFJモルガン・スタンレー証券を起債の主幹事から外す動きが広がっている。

  日本政策金融公庫が4日、財投機関債3本立て計1000億円の主幹事4社から三菱モルガンを除外した。オリックス不動産投資法人もこの日、社債2本立ての主幹事4社から三菱モルガンを外した。それぞれの事務主幹事を務めた野村証券と大和証券が明らかにした。オリックス不の財務IR部担当者は国債相場操縦が理由かとの問いに、そういった面も含めて総合的に判断して決めたと述べた。政策公庫の財務部資金管理課担当者は、コメントできないと話した。

  すでに東レ、KDDI、東京ガスという事業会社が社債主幹事から三菱モルガンを除外しており、政府関係金融機関の政策公庫や不動産投資信託(日本版リート)にも三菱モルガン外しが拡大している。三菱モルガンの広報・CSR推進部次長の市橋浩司氏は「お客様が決める事項であり、弊社からのコメントはない。お客様の判断を真摯に受け止め信頼回復に努力する」と述べた。

  証券取引等監視委員会は6月29日、三菱モルガンが日本国債先物取引で不正に価格操作したとして2億円超の課徴金を命じるよう金融庁に勧告した。

  ある関係者は、今回の主幹事外しの影響は証券会社の成績表でもある引き受けランキングにも影響するだろうと話した。ブルームバーグデータによると、三菱モルガンは財投機関債の通年主幹事実績で8年連続でトップ。近年増加傾向にある環境債でも高い実績を積み上げている。

(最終段落に今回の影響について関係者のコメントを追加しました.)
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