ニューヨーク市周辺を襲った湿った熱波、高速取引も鈍らせる

  • ニュージャージー州のデータセンター3施設で無線伝送に遅れ
  • NYSEの施設への情報伝送に8マイクロ秒ほど余計にかかる
Photographer: Spencer Platt/Getty Images North America
Photographer: Spencer Platt/Getty Images North America

ニューヨーク市エリアを襲っている湿った熱波の影響で人々の動きが鈍くなっているが、高速トレーダーも例外ではない。

  ナスダックが顧客に送付した文書によると、米国株の情報を処理するニュージャージー州のデータセンター3カ所で3日、高い湿度の影響で無線伝送に遅れが生じている。同州カーテレットにあるナスダックの施設からマーワーにあるニューヨーク証券取引所(NYSE)のデータセンターへ情報を伝送するのに8マイクロ秒ほど余計に時間がかかっているほか、セコーカスにあるCBOEグローバル・マーケッツの取引所へは通常よりも2マイクロ秒長くかかっている。
  
  ニュージャージー州北部では3日、高温注意報が発令された。カーテレットでは気温がカ氏90度(セ氏約32度)を超え、湿度は60%前後に達した。

  マイクロ秒(100万分の1秒)は人間にとって何の意味もないが、コンピューターを駆使したトレーディング会社にしてみれば、10億分の1秒単位で取引が記録される時代にあってその時間は実際に長い。ただ、高速トレーダーにも良い知らせがある。米国市場は4日の祝日を前に取引時間が3時間短縮された。これは108億マイクロ秒に相当する。

原題:This Heat Wave’s So Bad It’s Even Slowing Down U.S. Stock Trades(抜粋)

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