米自動車販売:日産SUVなど輸入車好調、関税で先行きに不安も

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  • 「シルバラード」や「ローグ」、関税発動なら今後販売に影響も
  • 貿易は「かなりの懸念」だが販売にはまだ影響なし

トランプ米大統領の自動車関税計画への懸念が広がる中、1-6月(上期)の米自動車販売では、ゼネラル・モーターズ(GM)や日産自動車、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が人気輸入車の販売を大きく伸ばした。

  3社の上期の人気輸入モデル販売は好調で、多くのアナリスト予想を上回る結果となった。GM「シボレー・シルバラード」は11%増、日産自のスポーツタイプ多目的車(SUV)「ローグ」は10%増加。FCAはジープ「コンパス」が3倍余りとなった。3車種とも全体ないし一部がメキシコやカナダ、日本、英国の工場で生産されている。

  海外から輸入される自動車・同部品への関税が発動すれば、今年回復している米国内の自動車需要を失速させる可能性がある。輸入部品が値上がりすれば、米国内で組み立てられているフォード「F-150」やトヨタ「カムリ」のコストは押し上げられる。

  6月の自動車販売は、発表を終えた主要メーカー全てでアナリスト予想の平均以上となった。

  コックス・オートモーティブのシニアエコノミスト、チャーリー・チェスブロー氏は「現在は昔ながらの順調な強気市場だ」と指摘。「貿易や関税を巡ってはかなりの懸念が広がっているが、車の買い手はまだ不安に思っていないようだ」と説明した。

  調査会社オートデータによれば、業界全体の6月の販売台数は季節調整済み年換算で1750万台と、3月以来の高水準となった。アナリスト予想の平均は1700万台、前年同月は1670万台だった。

原題:Auto Sales Risk Slowdown as Trump’s Tariffs Imperil Top Imports(抜粋)

(業界全体の6月販売台数を追加して更新します.)
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