Photographer: Tomohiro Ohsumi

円資産、世界の外貨準備で急減-ドル・円ベーシスの動き影響

  • ドル・円ベーシスの動きが主因で円保有の妙味が薄れた
  • 外貨準備管理当局は1-3月に円建て資産を2兆円減らした
Photographer: Tomohiro Ohsumi

世界の外貨準備における円建て資産が1-3月(第1四半期)に2兆円減少し、2008年以来最も大きな落ち込みとなった。為替変動の影響を織り込んだ国際通貨基金(IMF)のデータが示した。ドル・円ベーシスの動きが影響し、円保有の妙味が薄れた。

  各国・地域の中央銀行や財務省などの外貨準備管理当局は1-3月期に円建て資産を53兆2000億円に圧縮。ドル資産は2170億ドル(約24兆1000億円)増え、6兆5000億ドル。

  ドル・円のベーシスを利用してリターンを高める人気の取引に、米税制改革とロンドン銀行間取引金利(LIBOR)上昇が響いた。

  16年11月にはドルベースの投資家が円を借り入れた場合、3カ月物円建てLIBORから86ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)差し引いた金利を支払い3カ月物ドル建てLIBORを受け取ることができたが、今年3月には差し引く部分が39bpとなり円借り入れのコストが上昇、同取引のリターンが低下した。

原題:Foreign-Reserve Managers Cut Yen Assets by Most in Nine Years(抜粋)

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