Photographer: Ian Waldie/

豪中銀は政策金利を過去最低に据え置き-通貨安は輸出を支援

更新日時
  • 豪ドルは約1年余りの安値に下落-貿易摩擦懸念で
  • 豪中銀は2016年8月以降、政策金利を据え置いている

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は3日、主要政策金利を過去最低に据え置くことを決めた。このところの豪ドル安は、同国の輸出業者に対する世界的な貿易摩擦の影響を幾分緩和する効果があり、経済の下支えとなっている。

  ロウ総裁率いる豪中銀はオフィシャル・キャッシュレートの誘導目標を過去最低の1.5%に据え置いた。据え置きはブルームバーグが調査したエコノミスト全員の予想通り。豪中銀は2016年8月以降、政策金利を同水準に保ったままにしている。豪ドルは今週、約1年ぶりの安値を付けた。同国が依存する商品市場に貿易戦争の衝撃波が波及する可能性があるとの懸念の高まりが背景。

  ロウ総裁は声明で「世界の見通しに関する不確実性の1つは、米国の国際貿易政策の方向性から生じている」と指摘。「一部の新興国経済にも、主に各国の個別要因による圧迫が見られる」との認識を示した。

  ブルームバーグ・エコノミクスのタマラ・ヘンダーソン氏は「市場のボラティリティー(変動性)は上向いているものの、豪中銀の見通しは引き続き6月から変わっていない。重要なことには、インフレの進行は依然緩やかとなる見込みで、賃金の伸びはまだしばらく低水準にとどまるだろう。われわれは豪中銀が来年に入っても政策金利を据え置くと考えている」と分析した。

  豪ドルは政策決定後ほぼ変わらず。シドニー時間午後3時(日本時間同2時)現在、1豪ドル=0.7339米ドル。
  
  ロウ総裁は「豪ドルは若干下落しているものの、ここ2年余りの取引レンジ内にとどまっている」と指摘した。

原題:Australia Holds Rate as Currency Drop Offers Export Support (1)(抜粋)

(3段落目以降に声明やコメントなどを追加して更新します.)
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