かつての名ストックピッカーが苦戦-上期リターンは米国株投信で最低

  • 消費関連や米国とブラジルの銀行株への投資で打撃
  • ヒーブナー氏は米国で最もホットな投資家-08年のフォーブズ誌
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

かつて米国で最も優秀なストックピッカーと呼ばれたケネス・ヒーブナー氏は、最近状況が一段と厳しくなっていると感じている。

  ブルームバーグが集計したデータによると、ヒーブナー氏率いる7億6800万ドル(約850億円)規模のCGMフォーカス・ファンドの2018年1-6月(上期)リターンはマイナス18%と、運用資産が5億ドル以上の分散型米株式投資信託900本余りの中で最も悪いパフォーマンスだった。S&P500種株価指数のリターン(配当の再投資含む)はプラス2.7%。
         

Heebner Trails The Pack

Poorest-performing stock mutual funds in the first half

Source: Bloomberg

Note: Results through June 29

            
  ヒーブナー氏のファンドは2000年から07年の期間、住宅建設と商品生産業者への時宜を得た買いと、テクノロジー関連銘柄の売りで年平均プラス32%のリターンを挙げていた。08年5月には米誌フォーチュンが同氏を「米国で最もホットな投資家」と呼んだ。

  ヒーブナー氏(77)は今年、消費関連企業や米国とブラジルの銀行への投資で打撃を受けた。上期のCGMフォーカス・ファンドで最大の組み入れ銘柄はバンク・オブ・アメリカ(BofA)で、株価は同期間中に4.5%下落した。

  ボストンに本拠を置く同氏にコメントを求めたが、今のところ返答はない。

  確かに年初からの不安定な相場で他の著名ストックピッカーも苦戦を強いられている。ブルース・バーコウィッツ氏が運用する15億ドル規模のフェアフォルム・ファンドは、1-6月のリターンがマイナス8.5%と米国株ファンドで2番目に悪いパフォーマンスだった。同氏はモーニングスターが10年に選んだ、過去10年間で最も優れた国内株式運用者の1人。

原題:Heebner’s 18% First-Half Loss Is Worst Among U.S. Stock-Pickers(抜粋)

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