Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

JPモルガン:貿易戦争で中国企業デフォルト増加も-信用の質悪化へ

  • 消費者需要と経済全般が弱含む可能性があるとアルリッチ氏
  • 比較的小規模な中国の銀行が最も貿易戦争の影響を受けやすいと指摘
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

米銀JPモルガン・チェースのアジア太平洋部門副会長を務めるジン・アルリッチ氏は、米中貿易摩擦がエスカレートすれば、レバレッジ解消が既に進む中国の金融システムでデフォルト(債務不履行)の増加を招く恐れがあるとの見方を示した。

  アルリッチ氏は6月29日の香港でのインタビューで、トランプ米政権が中国製品を広く対象とする追加関税の適用を今週開始すれば、中国の金融セクターに影響が波及すると予想。消費者需要と経済全般が弱含む可能性が高く、「クレジットの質の悪化にやがてつながりかねない」と語った。

  同氏は、中国で債券デフォルトが既に発生する状況で、一部中国企業で返済の困難が増すだろうと述べ、貿易戦争が起きれば、比較的小規模な中国の銀行が最も影響を受けやすいと指摘した。340億ドル(約3兆7700億円)相当の中国製品を対象に25%の追加関税を課す米政府の最終決定を6日に控えて、2日の株式市場では中国の銀行株が急落した。

JPモルガンのジン・アルリッチ氏

出所:ブルームバーグ

原題:JPMorgan Warns a Trade War May Trigger China Corporate Defaults(抜粋)

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