アラバマ州で製造業の大型投資が停滞-トランプ氏の対外強硬策が影響

  • 関税ではなく交渉を-キャンフィールド州商務長官
  • 自動車輸出でアラバマ州は全米3位-5万7000人が従事

トランプ米大統領の強硬な通商政策の影響で製造業の大型投資に遅れが生じているアラバマ州は、より融和的なアプローチを求めている。

  キャンフィールド州商務長官(共和)は先週行われた電話インタビューで、「私たちが積極的に動いてきたプロジェクトの幾つかでスケジュールがずれ込んでいる」と述べた上で、「これが長引けば長引くほど、われわれの経済に真の障害が表れる危険性が一段と高まる。アラバマ州は雇用を失うことになるだろうが、それは受け入れられない」と語った。投資計画を保留している企業名は明らかにしなかった。

  この20年間、アラバマ州は自動車工場の誘致で群を抜いている。5万7000人の労働者が年間約100万台を生産しており、自動車輸出で全米3位。昨年はトヨタ自動車とマツダが同州ハンツビルに16億ドル(約1770億円)規模の工場建設を決定した。用地選択コンサルティング会社ボイド(ニュージャージー州プリンストン)によると、アラバマ州は労務や土地、税金などを含む製造コストが全米で5番目に安い。最も低いのはサウスカロライナ州。

  キャンフィールド氏は、トランプ政権が自動車・同部品輸入への追加関税を発動すれば、米国の自動車はどれも海外の部品が使用されているため価格は上昇すると指摘。その上で同氏は「私はこの件でトランプ大統領と戦っていないことを明確にしたい。私たちは政権、特に商務省の意識を高め、教育を試みるとともに、より慎重なアプローチを要請している」と語った。

原題:Alabama Sees Factory Investments Stall Amid Trump Trade Threats(抜粋)

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