MHIヴェスタス:台湾をアジアの洋上風力タービン輸出拠点に

  • アジアでの事業拡充に向け部品供給体制の整備を進める-CEO
  • 台湾で計90万キロワット超の事業の優先サプライヤーに

アジアでの基盤拡充を目指す世界2位の洋上風力タービンメーカー、MHIヴェスタス・オフショア・ウインドは、台湾を風力タービンの組み立て・輸出拠点として活用することを計画している。

  台湾は、原子力発電を段階的に縮小し、再生可能エネルギーを2025年までに2500万キロワット増やす取り組みを進めており、洋上風力発電に重点を置いている。現在8000キロワットの洋上風力発電容量を25年までに550万キロワットに拡大することを目指している。

カバフィアンCEO

Photographer: Akio Kon/Bloomberg

  MHIヴェスタスのフィリップ・カバフィアン最高経営責任者(CEO)は6月29日、都内でのインタビューで台湾について、洋上風力発電を推進しており、ベトナムなどの市場にも近いことから「当社にとって東南アジア向け輸出の素晴らしいプラットフォームになるだろう」と述べた。同社は三菱重工業とデンマークのヴェスタス・ウインド・システムズの合弁会社。
  
  MHIヴェスタスは今年、タービンの羽やタワー、資材の供給で複数の台湾メーカーと協力すると発表した。

  カバフィアンCEOは、自社工場を開設するわけではないが、パートナーとの協業により部品供給体制を整備し、供給地に近い場所で調達を進めると述べた。

  同CEOによれば、MHIヴェスタスは、コペンハーゲン・インフラストラクチャー・パートナーズや中国鋼鉄が台湾で開発中の洋上風力発電プロジェクトの優先サプライヤーに選ばれている。これらのプロジェクトの発電容量は計90万キロワットを超えるという。MHIヴェスタスの風力タービンの総発電容量は、シーメンスガメサ・リニューアブル・エナジーに次いで2位。

原題:MHI Vestas to Use Taiwan as Export Hub for Asia Offshore Wind(抜粋)

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