米議会、トランプ大統領を阻止する取り組み失速-関税やZTE問題

  • 関税発動で議会承認を義務付ける上院案の法案付加、採決に至らず
  • 安保強硬派はZTEへの制裁解除で強く出られず

The ZTE building in Beijing.

Photographer: Gilles Sabrie/Bloomberg

米輸出企業は議会に対し、トランプ米大統領の関税発動を抑えるよう期待しており、米国家安全保障の強硬派は議会が大統領に強く働き掛けて中国の通信機器メーカー、中興通訊( ZTE)への制裁を再開させることを望んでいる。

  しかし、貿易専門家やロビイストらは、議会が近く、トランプ大統領の阻止に動く可能性は低いと指摘する。

  米上院は先月、貿易問題で初めてトランプ大統領と争う兆候を示したが、こうした姿勢は尻すぼみとなった。

  自由貿易派の共和党上院議員であるコーカー、トゥーミー両議員は、トランプ大統領が国家安全保障に基づいて関税を発動する際に議会承認を義務付ける案を提示したが、同案の国防・農業政策法案への付加は採決に至らなかった。

  上院財政委員会はこの問題に取り組むとしているものの、絶対に成立させる必要がある法案に付加しない限り、トランプ大統領は簡単に拒否権を行使できる。そして拒否権を覆すには上下両院で3分の2以上の多数で再度可決する必要がある。

  ZTEに関するトランプ大統領のアプローチを変更させようとする上院の取り組みも厳しい状況だ。共和、民主両党の安全保障強硬派は、トランプ大統領が中国の習近平国家主席と合意したZTEへの制裁解除で強く出られなくなっている。

原題:Congress’s Efforts to Block Trump on Tariffs, China’s ZTE Fizzle(抜粋)

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