米国株が後半下げを埋める、ハイテク株に買い

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  • 原油は反落、トランプ米大統領がサウジアラビアに増産を求める
  • 米国債はほぼ変わらず、10年債利回り2.87%
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

2日の米株式相場は終盤に下げを埋める展開になった。貿易を巡る世界的な緊張が過去の材料とみなされ、ハイテク株の強さに注目が集まった。米独立記念日を前に商いは薄かった。トランプ米大統領がサウジアラビアに増産を求めたことから原油相場は下げた。

  • 米国株は小幅ながら3日続伸、ハイテク株が強い
  • 米国債はほぼ変わらず、10年債利回り2.87%
  • NY原油は反落、トランプ大統領がサウジに増産圧力
  • NY金は反落、ドル高を嫌気して売り

  エネルギー株が下げた一方、情報技術(IT)株と公益事業株は強い。4日の米独立記念日を前に商いは薄く、S&P500種構成銘柄の出来高は平均を約17%、ナスダック銘柄は22%それぞれ下回った。

  S&P500種株価指数は前営業日比0.3%高の2726.71で終了。ダウ工業株30種平均は35.77ドル(0.2%)上昇し24307.18ドルで終えた。米国債市場ではニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りが1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.87%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は反落。トランプ米大統領がサウジアラビアに増産圧力を強めたため、今後の余剰生産能力にどのように影響するか懸念が広がり、売りが優勢になった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は前週末比21セント安の1バレル=73.94ドル。ロンドン北海ブレント9月限は1.93ドル安い77.30ドルで終了した。

  ニューヨーク金先物相場は反落。ドルの上昇を嫌気して売りが出た。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は前日比1%安の1オンス=1241.70ドルと、昨年12月以来の安値で終えた。

  
  ハロー・インベスティングの創業社長、ジェイソン・バーセマ氏は「関税を全て考慮しても、関税をモデル化することは不可能だ。そのため、年内は上げ下げを繰り返すと思う」と述べた。

  貿易戦争懸念や欧州の政治リスク、主要中央銀行間の金融政策の乖離(かいり)が投資家にとって引き続き懸念材料になっている。

  オッペンハイマーのチーフ投資ストラテジスト、ジョン・ストルツファス氏は2日付の顧客向けリポートで、「貿易と関税を巡る緊張は引き続き世界の株式市場や新興市場通貨を圧迫している。特に7月6日に米国による対中関税発動を控えているため、こうした状況は続く公算が大きい」と指摘した。
  

原題:Stocks Gain as Investors Shrug Off Trade Concerns: Markets Wrap(抜粋)
原題:Oil Falls on Prospect of Supply Boost, But Market’s ‘Nervous’(抜粋)
原題:PRECIOUS: Gold Sags as Trade Rift Boosts Dollar; Platinum Drops(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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