MUFGがPB業務で100人増員へ、モルガンSのバンカー招請も

  • ウエルスマネジメントで富裕層の眠った資金を活性化へ
  • MUFG全体に占める証券の利益貢献度、6年後に10%目指す
Photographer: Akio Kon/Bloomberg
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は富裕層向け事業を強化するため、プライベートバンカー100人を増員する計画だ。また、米モルガン・スタンレーから日本に人材を招き、ウエルスマネジメント業務に関する知見を獲得したい考えだ。

  三菱モルガンの荒木三郎社長はブルームバーグとのインタビューで、今後3年間で三菱UFJ銀行から出向者をフィナンシャルアドバイザーとして迎え、同業務を280人体制に拡充する方針だ。また、日本からもモルガンSに社員を派遣するという。三菱モルガンは三菱UFJフィナンシャル・グループとモルガンSとの合弁事業。

  金融コンサルティングのキャップジェミニによれば、日本の富裕層の人数は米国に次いで世界で2番目に多く、また資産の45%が現預金に滞留しているという。三菱UFJなどのメガバンクは低金利で貸し出しによる収益が期待できない中で、ウエルスマネジメントなどの手数料事業に注力している。

  同社は富裕層向け事業の強化などにより、MUFG全体の当期利益に占める証券業務の貢献度を現状の5%から6年後には10%超にしたいという。また、荒木社長は資産規模で20億円以上の超富裕層には、80人のチームで対応していくことを明らかにした。創業者やスポーツ選手や芸能人など、国内で100位に入る資産家を想定している。

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