ストラテジストは年後半の米株高を予想、投資家は懐疑的

  • ウォール街、下期の米国株は09年以降で屈指の上げ局面になると予想
  • 米国株投信の資金流出は2.6兆円、ディフェンシブ銘柄に資金シフト

Pedestrians walk along Wall Street near the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S..

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

世界的な貿易戦争が差し迫り、新興国市場が急落している。米国株に一斉に乗り込むタイミングだ。

  これはウォール街のストラテジストからのメッセージだ。彼らは決してスムーズとは言えない展開だった上期に通期見通しを堅持した。S&P500種株価指数は年初に高騰した後に急落し、2016年以降で初の調整局面入り。その後4カ月間は回復に苦戦している。こうした動きにもひるまぬストラテジストが今、下期の米国株は9年にわたる強気相場で屈指の上げ局面になると予想している。

  ブルームバーグが調査対象とするストラテジスト25人中17人はS&P500種が1月の高値を上回ると予想。年末の予想平均は2944と、12月までに約8%の上昇を見込む水準。ストラテジストの年央時点の予想がこれほど楽観的だったのは09年以降ではほかに2回しかない。

Wall Street Bulls

Strategists' current outlook for stocks is one of the brightest for any second half since 2009

Source: Bloomberg

  ストラテジストの楽観的見方は2010年に的中し、S&P500種は7ー12月に22%上昇。一方、15年には現在と同様の上昇を予測したが、同指数は年後半を1%安で終えた。

  投資家は相場上昇再開の準備が整っているとは確信してはいない。投資家は過去1週間に米国株投資信託から約240億ドル(約2兆6600億円)を引き揚げ、安定した配当を支払う銘柄に資金が向かった。

原題:Strategists See Blowout 2nd Half; Investors Aren’t Buying It(抜粋)

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