ローブ氏がネスレへの圧力強める-3部門への分割やロレアル売却要求

  • 将来を脅かす消費者行動の急速な変化を十分に理解していないと懸念
  • サード・ポイントはネスレ株を35億ドル相当保有と1年前に開示

物言う投資家(アクティビスト)のダン・ローブ氏がスイスのネスレに対する圧力を強めている。業績改善には化粧品会社ロレアルの株式売却や企業統治(ガバナンス)構造の見直し、会社の3部門への分割を真剣に検討する必要があると主張した。

  ローブ氏はネスレの取締役会に宛てた1日の書簡で、「会社の将来を脅かす消費者行動の急速な変化をネスレが十分に理解していないとわれわれは懸念している」と伝えた。

  同氏率いるサード・ポイントは1年前、ネスレの株式を35億ドル(現在の為替レートで約3900億円)相当保有していると開示。新たに就任したマーク・シュナイダー最高経営責任者(CEO)の下での業績改善の取り組みを注視する考えを示していた。

  ローブ氏は「ネスレの組織が今日の市場によく適合していると主張するには、逃した好機の例があまりにも多い。われわれは同社が過度に複雑な組織構造を簡素化し、焦点や機敏性、説明責任を向上するため飲料と栄養、食料品を中心とする3部門に分割すべきだと考える」と記した。

  シュナイダーCEOは昨年9月に自社に関する計画を示したが、ローブ氏は同社がその後、必要な切迫感を見せていないと指摘。サード・ポイントは、ネスレの改善に向けた独自戦略を34ページから成る資料で提示。広範囲な戦略と合致しない冷凍食品ブランドなどの売却も求めた。

原題:Loeb Presses Nestle to Fix ‘Muddled’ Strategy With L’Oreal Sale(抜粋)

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