米政府:サウジが原油価格低下のため協力とのトランプ氏主張を撤回

Khalid Al-Falih

Photographer: Stefan Wermuth/Bloomberg

米政府は、サウジアラビアに原油増産を説得したと主張するトランプ米大統領の発言内容を撤回した。

  トランプ氏は30日、ツイッターへの投稿で「サウジアラビアのサルマン国王とたった今、話をした。イランとベネズエラでの混乱と機能不全のため、サウジアラビアにはその穴埋めとして最大200万バレル程度の原油増産を要請したいと説明した。原油価格は高すぎる!国王は同意した!」と述べていた。

  しかしホワイトハウスは同日夜に声明を発表。サウジアラビアには日量200万バレルの余剰生産能力があることをサルマン国王が確認し、同国は「市場の均衡と安定を保つのに必要となった場合、またあらゆる不測の事態に対応しなくてはならない場合に同盟国と協調を図りながら、慎重に余剰生産分を使用する」と説明した。

  イランのザンギャネ石油相は、石油輸出国機構(OPEC)で決定した制限を超える増産は合意に「違反する」とけん制する書簡をOPECの議長であるアラブ首長国連邦(UAE)のマズルーイ・エネルギー相に送付した。さらに「反イランという政治的な動機に基づく」米国の増産要求をOPECは拒否すべきだと述べた。

原題:U.S. Backs Off Trump Tweet on Saudis Helping Lower Oil Price (1)(抜粋)

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