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宿敵のアマゾンCEOが実現か、薬価引き下げのトランプ氏公約

  • アマゾンは新興企業ピルパック買収で米医薬品事業に参入
  • 同社は価格引き下げ戦略を処方薬にも適用する
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PillPack app Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
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トランプ氏は米大統領選挙以来、薬価を引き下げると約束してきた。

  同氏のビジネス界の宿敵である米アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)が、近くその公約を実現するかもしれない。

  アマゾンは28日、米医薬品事業に参入した。オンライン薬局を運営するボストンの新興企業ピルパックの買収により、アマゾンは価格引き下げ戦略と消費者優先主義を処方薬にも適用する。ピルパックは全米への医薬品配送を規制当局から許可されている。

  コンサルティング会社ジスト・ヘルスケアのリサ・ビーラモウィッチ社長は、アマゾンの規模の大きさを考慮すれば、「医薬品業界がこれまでに見たことがない形での価格交渉が可能になるだろう」と分析した。

  トランプ政権は先月に薬価計画を公表したものの、同大統領はこれまでに発言に見合った成果をほとんど挙げていない。トランプ氏は5月30日、製薬会社が大規模な薬価引き下げを2週間後に発表すると述べていたが、まだそれを実施した企業はない。

  トランプ氏は大統領選に当選以来、アマゾンが米郵政公社を利用して支払うべき税金を支払っていないと主張するなど、多くの面でベゾス氏を攻撃してきた。ベゾス氏は米紙ワシントン・ポストのオーナーでもあり、同紙はしばしばトランプ大統領のツイッターの攻撃対象となっている。

原題:Jeff Bezos Just Did Donald Trump a Big Favor on Drug Pricing (1)(抜粋)

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