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ネットフリックスはインドに期待-顧客1億人の新規獲得見込む

  • インドでブロードバンドへのアクセスを持つ人口は1.5億人強
  • インドはアジア最大の潜在市場-米国は飽和状態、中国は歓迎せず
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LLUSTRATION: JORDAN METCALF FOR BLOOMBERG BUSINESSWEEK
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ネットフリックスのリード・ヘイスティングス最高経営責任者(CEO)は今年に入りインドのニューデリーでの会合で、同社が新たに1億人の顧客を獲得するのは同国においてだと予言した。インドの顧客数は現時点で100万人足らず。アナリストの前向きな予想でさえ、2020年までに到達すると想定しているのは300万人にすぎない。

  ネットフリックスは16年1月にインドに進出した際、同国をそれほど好機とは見なしていなかった。同社は、高速インターネットの普及を利用してケーブルテレビや衛星テレビより簡単かつ安価に動画配信サービスを提供することで、世界最大の有料オンライン動画ネットワークを構築してきた。ただ、インドでの平均月額料金は500-800ルピー(約800-1300円)と、平均的な有料TVサービスの2倍だ。同国でネットフリックスより高額なプレミアムTVサービスを利用しているのはテレビ所有世帯の10%未満にとどまる。また、インドにおけるネットフリックスの番組は大半が英語だが、映画はヒンズー語かタミル語の方がずっと人気があるのも難しい課題だ。

  インドで何らかのブロードバンドへのアクセスを持つ人口は1億5000万人余りで、その大半が電話を通じてだが、同社幹部によれば、自宅で固定ブロードバンドにアクセスできる層、つまりネットフリックスのヘビーユーザー予備軍は現時点で約5000万人と2年前の2000万人から急増している。ヘイスティングスCEOは「インドにおけるここ2年間のインターネットの伸びを予測できなかったとしても、世界のどこより驚異的な事例だ」と語る。
  

Fixed Broadband Subscriptions in India

Data: World Bank

  投資家はネットフリックスの企業価値を1700億ドル(約18兆8000億円)超と評価。世界の経済大国で顧客を呼び込む可能性があるとみている。米市場は既に飽和状態にあり、中南米と欧州市場は成長半ばで、中国は欧米の動画サービスを歓迎していない。このため同社にとってインドはアジア最大の潜在市場となっている。

Netflix Streaming Subscriptions

Data: Netflix, Bloomberg

原題:Netflix Will Look to India for Its Next 100 Million Subscribers(抜粋)

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