米10年債利回り、3%に戻るのは時間の問題-JPモルガン・アセット

  • 最近の米国債相場の上昇は古典的な質への逃避-ガートサイド氏
  • 投資家は米経済成長の強さに再び注目し、貿易摩擦問題は片隅に

Photographer: JEREMY BALES / Bloomberg

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JPモルガン・アセット・マネジメントで最高投資責任者(CIO、国際債券担当)を務めるニコラス・ガートサイド氏は、最近見られる米国債相場の強さは崩れるとみている。金融引き締めに耐え得るほど強い米国の経済成長に投資家が再び注目し、貿易摩擦問題が隅に追いやられると予想するからだ。

  ガートサイド氏は「われわれが今、米国債市場で目にしているのは古典的な質への逃避による相場上昇であり、行き過ぎているようにみえる」と述べた上で、「米経済を見ると、現在は極めて好調だ」と語った。
        

JPモルガン・アセットのガートサイド氏、債券市場についてコメント

出所:ブルームバーグ

  今月は米国と中国の貿易摩擦激化で比較的安全とされる資産の需要が高まり、米10年債利回りは2.83%に低下した。ただ、ガートサイド氏は、経済統計で米経済の力強い拡大が確認されるとみて、債券相場が反転して利回りが3%を再び試すのは「時間の問題」でしかないとの認識を示した。投資家がいずれ貿易交渉に「鈍感」になり、堅調な経済指標に再び目を向けると考えている。

  28日に香港でブルームバーグテレビジョンとのインタビューに応じた同氏は、「米金融当局には年内にあと2回、金利を引き上げる十分な理由があり、来年は少なくとも2回か3回引き上げるだろう」と予想。「米国は一段と高い金利に対処することが可能であり、米当局もこうした利上げを実施しないのは愚かだと市場に伝達済みだ」と語った。

原題:JPMorgan’s Gartside Says Treasuries Back at 3% a Matter of Time(抜粋)

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