コンテンツにスキップする

6月東京消費者物価0.7%上昇、伸び4カ月ぶり拡大-予想上回る

更新日時
  • 生鮮食品とエネルギーを除くコアコアCPIは0.4%上昇
  • 5月の有効求人倍率は1.60倍、1974年1月の1.64倍以来の水準

全国の物価の先行指標となる6月の東京都区部の消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は12カ月連続で上昇した。伸び率は4カ月ぶり拡大。市場予想を上回った。労働関連指標は堅調に推移し、有効求人倍率は1974年以来の水準となった。

キーポイント

  • 東京都区部コアCPIは前年比0.7%上昇(予想は0.6%上昇)-前月は0.5%上昇
  • 生鮮食品とエネルギーを除くコアコアCPIは0.4%上昇(予想は0.3%上昇)ー前月は0.2%上昇
  • 5月の有効求人倍率は1.60倍(ブルームバーグ調査の予想中央値は1.59倍)、1974年1月の1.64倍以来の水準-前月は1.59倍
  • 5月の完全失業率は2.2%(予想は2.5%)-前月は2.5%

東京の物価は全国と相関
エコノミストの見方

  • JPモルガン証券の足立正道シニアエコノミストは電話取材で、春先の値上げは不発に終わったものの、日銀が説明する物価上昇への大きなメカニズムが働いていることは間違いないとの見方を示した。失業率が予想以上に改善したことから「労働需給が引き締まっている」と分析しており、日銀による「近い将来の追加緩和は考えにくい」と述べた。
  • 伊藤忠経済研究所の武田淳主席研究員は電話取材で「年初からの円高が物価の押し下げ要因となっていたが、その圧力も一巡してきている」と指摘。雇用拡大が賃金や物価の上昇につながるか「見極めないといけない状態」になっているとみている。

詳細

  • 上昇はガソリン(16.5%)、外国パック旅行費(11.7%)など、下落は生鮮野菜(6.5%)、携帯電話通信料(6.7%)
  • 宿泊料と外国パック旅行費、家庭用耐久財が全体を押し上げた。総務省の担当者によると、家庭用耐久財はエアコン・洗濯機が新製品に入れ替わり、下落幅が縮小したことが要因。携帯電話通信料の下落幅が拡大したのはNTTドコモの新料金プランが影響
  • 6月の全国消費者物価指数は7月20日に発表
(エコノミストコメントを差し替え、詳細を追加しました.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE