トランプ氏のツイッター攻撃続く、ハーレーのビジネスをまたも誤解

  • 「ハーレーは100%米国にとどまるべきだ」-トランプ大統領
  • ハーレーは1998年にブラジル工場、2010年にインド工場を開設
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

ハーレーダビッドソンに対するトランプ米大統領のツイッター攻撃は3日目に入った。大統領は米国の代表的なオートバイメーカー、ハーレーのビジネスをまたも誤解している。

  トランプ大統領は27日、ハーレーが報復関税を回避するため米国外に生産移転する計画を今週公表したことについて、「ハーレーは100%米国にとどまるべきだ」と投稿した。同大統領が打ち出した鉄鋼・アルミニウム関税に対抗して欧州連合(EU)がバイクに関税を賦課することにより、同社の年間コストは最大1億ドル(約110億円)増える見込み。

  今回のツイートで問題なのは、ハーレーは米国内の複数の拠点でバイクの大部分を生産しているが、海外にも長年、複数の生産施設を保有しているということだ。同社は1998年にブラジル、2010年にはインドで組立工場を開設。タイにも建設中で年内に生産を開始する見通しだ。

  大統領は「あなた方のために私はこれほど多くのことをしてきた。それなのにこれだ」と述べ、「他の企業はいるべき場所に戻ってきている!」と指摘した。

  ハーレーの広報担当者マイケル・フルグホフト氏はトランプ大統領の最新のツイートにコメントを控えた。EU向けの生産をどこで行うかについて具体的な情報は持っていないと述べた。

  トランプ大統領は26日、ハーレーが先に決めていたタイの新工場開設と米ミズーリ州の工場閉鎖に言及。実際にはタイでの事業拡張とミズーリ州工場の閉鎖は無関係だったが、大統領はハーレーが米国からアジアに生産を移転すると間違った指摘を行っていた。

原題:Trump Blasts Harley Anew, Gets Facts Wrong About U.S. Icon Again(抜粋)

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