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NZ中銀、政策金利を過去最低に据え置き-「当面」は現行水準に

更新日時
  • 必要に応じて上下どちらの方向にも変更する準備-オア総裁
  • 今回の決定はエコノミスト17人全員の予想通り-NZドルは小動き

ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は28日、政策金利のオフィシャル・キャッシュレートを過去最低の1.75%に据え置いた。ただ、経済成長が鈍化しインフレ率が引き続き目標を下回る中で必要なら政策金利を引き下げる構えを示唆した。

  同中銀のオア総裁は発表文で「オフィシャル・キャッシュレートは当面、1.75%にとどまるだろう」とした上で、「しかしながら、必要に応じて上下いずれの方向にも変更する準備は十分できている」と説明した。

  5月の発表文では政策金利が「今後しばらくの間」現水準にとどまるとしていた。その後、経済成長率が同中銀の予想を下回り、企業景況感が7カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。こうした統計を受け、インフレ率が同中銀の目指すレンジ1-3%の中央値(2%)を下回る状態が長引くとの見通しが強まった。

Falling Confidence May Drag on Growth

  ASB銀行のチーフエコノミスト、ニック・タフリー氏は「このメッセージは据え置きと矛盾がないが、リスクは引き締め局面入りが先送りされる方向にシフトしてきている。また、次の動きは引き上げではなく、引き下げとなる可能性が強まっているようだ」と指摘した。

  今回の結果はブルームバーグが調査したエコノミスト17人全員の予想通りだった。同中銀は5月、2019年後半まで利上げ開始を予想していないことを示唆していた。エコノミストの間では政策金利は19年7-12月(下期)まで1.75%にとどまるとの予想が多い。

  発表を受け、NZドルはほぼ変わらず。ウェリントン時間午前10時29分(日本時間同7時29分)現在、1NZドル=0.6805米ドル。発表前には2年ぶり安値の0.6780米ドルまで下げていた。オア総裁は発表文で為替レートには触れなかった。

原題:RBNZ Keeps Benchmark Interest Rate at Record Low ‘For Now’ (2)(抜粋)

(3段落目以降にアナリストのコメントなどを追加して更新します.)
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