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Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg
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みずほ証の取引障害、主幹事アイ・ピー・エス株に影響も

更新日時
  • 午前9時時点の売り注文比率は12%、同日上場した3社で最低水準に
  • 上場日の不具合申し訳ない、28日朝の再開目指す-金森常務
Inside Mizuho Bank Office Ahead of Its Earnings Announcement
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

みずほ証券でネット取引が終日できないシステム障害で27日、主幹事銘柄で東証マザーズに上場したアイ・ピー・エス株の取引に影響が出た可能性がある。自社案件で2日連続の事象になる。

  DZHフィナンシャルリサーチによると、アイ・ピー・エス株の午前9時時点の売り注文数の公開株数に対する比率は約12%だった。この日上場した三菱UFJモルガン・スタンレー証券が主幹事のプロパティデータバンクは約23%、SBI証券のエーアイは約25%。DZHの田中一実アナリストは、この比率が10ポイント以上低いアイ・ピー・エスは、ネットでの売却手段が閉ざされたことが投資家の動向に一定の影響を与えた可能性があると分析した。

  26日には終日ネット障害だったみずほ証は、この日上場した国際紙パルプ商事の初値での売却率(取引株数の公開株数に占める割合)が25%程度にとどまった。アイ・ピー・エスを含めて2日連続で主幹事案件で投資家の取引に影響を与えた可能性がある。株主は電話を通じた取引に限られていたため、適切に売買ができなかった。

  27日夜に都内で記者会見したみずほ証券の金森裕三常務は「非常に重要な上場日に不具合を起こして申し訳ない」と陳謝。投資家などから苦情が数百件寄せられていることを明らかにしたが、今後の対応などについては言及を避けた。28日朝の取引再開を目指しているという。

  アイ・ピー・エスの経営企画室の赤津博康室長代理はブルームバーグの取材に対し、「一日も早く、一刻も早く投資家が正常に取引できることを願っている」と述べた。また、みずほ証の顧客であり同社株を保有する投資家から、実際には売却できないのではないかといった不安の声などが昨日寄せられたことを明らかにした。

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