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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
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ヘッジファンド界の千両役者は強気-自ら有利な条件でも巨額資金集め

  • サンデイム氏、7月中旬にD1キャピタル始動-設定上限40億ドル
  • 投資家が解約を希望する場合、資金の引き出に2年を要する
The New York Stock Exchange (NYSE) stands in New York, U.S., on Monday, June 18, 2018.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

新たなヘッジファンドで7月中旬から外部資金の運用を始めるダン・サンデイム氏にとって、現在は2007年と同じような状況かもしれない。

  07年当時はヘッジファンド運用者がウォール街を支配していた。彼らは高い報酬を徴収し、資本に対して長期の引き出し制限を課すことができた上、ファンドに受け入れる投資家を選ぶ余裕があった。

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ダン・サンデイム氏

出典:Patrick McMullan

  事情に詳しい複数の関係者によると、昨年までバイキング・グローバル・インベスターズで最高投資責任者(CIO)を務めたサンデイム氏(41)は、7月16日から外部投資家に向けにD1キャピタル・パートナーズを始動する。D1は今年創業のヘッジファンドの中で最大級の1つになる見通しだ。このファンドにはプライベートエクイティ(未公開株、PE)への大規模コミットメントや資金償還までの期間が長いといった旧来型の条件が一部付帯されている。こうした条件があるにもかかわらず、設定上限額を40億ドル(約4500億円)とした株式ファンドには、この目標に向けて順調に資金が集まっている。顧客が主導権を握るのに慣れたこの業界では異例だ。

  サンデイム氏は、一部の著名大規模ファンドのパフォーマンス低迷でも恩恵を受けている。年金基金やその他機関投資家の多くが数年に及ぶ期待外れの結果を受けてヘッジファンドを諦める一方、投資家の中核グループは、リターンを獲得できる運用会社はまだ幾つかあると依然として期待している。       

ファンドの利用規約

  事情に詳しい複数の関係者によると、サンデイム氏は約30億ドルのコミットメントでD1をスタート。大半のヘッジファンドは投資を望む投資家を全て受け入れようとするが、同関係者の1人によれば、サンデイム氏は最善の長期パートナーになり得るかどうかを判断するため潜在顧客に対して追加のデューデリジェンス(審査)を行った。

  D1は1人の投資家がファンドを支配することがないよう、個人顧客の投資上限を2億ドルに制限。顧客はまた、投資資金の少なくとも15%は未公開企業に投資され得ることに同意しなければならない。35%を未公開企業に投資することを可能とする、より高い条件設定を選択する投資家は同ファンドへ投資する優先権が与えられるという。投資家が解約を希望する場合、資金を引き出すために2年を要する(未公開企業投資の部分は恐らくさらに長い期間ファンドにとどまる見通し)。

  D1キャピタルの広報担当者はコメントを控えた。

原題:Hedge-Fund Star Sundheim Lures Piles of Cash on His Own Terms(抜粋)

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