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米銀行株の下げ、過去最長に-利回り曲線のフラット化が圧迫

  • S&P500金融株指数は12営業日連続で下落
  • 米金融株のETFで最大のファンド、8営業日連続の資金流出
Views Of Wall Street As U.S. Stocks Slip
Photographer: John Taggart/
Views Of Wall Street As U.S. Stocks Slip
Photographer: John Taggart/

銀行株は記録を更新した。続落の記録だ。

  S&P500金融株指数は26日、12営業日連続安となり、過去最長の下げ局面を記録した。今年に入り、税制改革や利上げ環境が銀行株上昇の理由として取り上げられるケースが多かったが、実際には、銀行株は利回り曲線のフラット化からの圧力に耐えている。また、米連邦準備制度理事会(FRB)の年次ストレステスト(健全性審査)の第2弾である包括的資本分析(CCAR)の結果が28日に公表されるのを前に銀行株には警戒感が強まっている。

  アリアンツ・グローバル・インベスターズの米投資ストラテジスト、モナ・マハジャン氏はブルームバーグ・テレビジョンのインタビューで、「銀行が直面している利上げ環境は、過去を振り返ると銀行にとってかなりプラスだ」としながらも、「今目にしているのは利回り曲線のフラット化で、実際のところ、銀行に良い兆候ではない。銀行は短期で借りて長期で貸し付けることを当然好むが、利回り曲線がフラット化すれば利鞘(りざや)は縮小する」と述べた。

Record Streak

  S&P500金融株指数は26日、前日比0.4%安の443.50で終了。ウェルズ・ファーゴは1%安。

  米金融株に連動する上場投資信託(ETF)で最大規模の「ファイナンシャル・セレクト・セクターSPDRファンド」(ティッカーXLF)は8営業日連続と、2年ぶりの長期資金流出に見舞われ、合計の流出額は18億ドル(約1980億円)近くと、時価総額の約6%に上った。

Fleeing XLF

原題:Banks Endure Record Streak of Losses as Yield Curve Flattens(抜粋)

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