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モルガンS:AI研究推進へペンシルベニア大のカーンズ氏を採用

  • 同氏は研究機関のほかヘッジファンドでも勤務経験がある
  • ゴーマンCEOは新テクノロジーを最優先事項の一つに掲げる

人工知能(AI)の利用拡大を目指す米モルガン・スタンレーは、推進役としてマイケル・カーンズ氏を採用した。

  カーンズ氏はペンシルベニア大学コンピューターサイエンス学科教授で、スティーブ・コーエン氏が運営していたヘッジファンドなどウォール街の複数の企業で勤務した経験がある。モルガン・スタンレーではAI研究を主導するほか、同社のあらゆる分野におけるプロジェクトへのAI活用について助言する見通しだ。同社が26日の従業員向け文書で明らかにした。

  ジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)は、新テクノロジー導入をモルガン・スタンレーの最優先事項の一つに掲げている。同行は電子株式取引にいち早く動いた金融機関。同行は、特に債券のトレーディングやウェルスマネジメントなどの部門でのイニシアチブに約40億ドル(約4400億円)を投じている。

  同行は文書で「マイケルは金融サービス分野での複雑なビジネス課題へのAI活用において、学問・研究分野での際立ったキャリアとプロとしての経験を併せ持つ類いまれな人材だ」と指摘した。

  カーンズ氏(55)は、黎明(れいめい)期の1980年代からAI研究に携わり、ハーバード大では機械学習に関する博士論文を執筆。AT&Tベル研究所で約10年間、AIについて研究していた。ペンシルベニア大に移籍後はリーマン・ブラザーズ・ホールディングスでコンサルティングに携わり、その後、SACキャピタル・アドバイザーズのマルチクオンツ部門で2013年まで勤務した。

原題:Morgan Stanley Hires Michael Kearns to Lead AI Research Effort(抜粋)

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