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米21世紀フォックス:コムキャストへの資産売却、独禁法リスク高い

  • ディズニーとの取引の方がリスク低いと判断-SECに届け出
  • フォックス取締役会は垂直統合に米司法省が厳しい姿勢だと結論

米21世紀フォックスは25日、 エンターテインメント資産の売却先に米ウォルト・ディズニーではなく米コムキャストを選ぶ方が反トラスト(独占禁止)法関連のリスクが高いと判断したことを明らかにした。

  フォックス経営陣と法律事務所クリアリー・ゴットリーブ・スティーン・アンド・ハミルトンは、ディズニーが資産買収額を引き上げた今月の提案を検証した上で、反トラスト懸念からコムキャストへの売却ができない可能性があるとの結論に至ったと米証券取引委員会(SEC)に届け出た。

  フォックスは「ディズニーとの取引は必要な規制上の承認を得る公算が大きく、最終的に売却が完了しそうだが、コムキャストとの戦略的な取引は規制上のより高いリスクをはらみ続けている」と届け出資料で説明。案件審査通知が大幅に遅れる可能性や「取引を完了させることができないリスク」につながり得るとの認識を示した。

  フォックス取締役会は先週、ディズニーが買収提示額を引き上げたことを受けエンターテインメント資産を同社に713億ドル(約7兆8500億円)で売却することに合意した。

  届け出資料によれば、フォックス取締役会はディズーのこの再提示案受け入れに先立ち、規制面での8つの要素について検証。その中には「垂直統合によってもたらされ得る反トラスト法的側面に米司法省が敏感になっているように見える」点も含まれている。

  司法省はAT&Tによるタイム・ワーナー買収の差し止めを求め提訴していたが、ワシントンの連邦地裁は今月、同省の訴えを退ける判断を下した。

原題:Fox Says Regulatory Risk Could Delay, Derail Any Comcast Bid (1)(抜粋)

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