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6月26日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが上昇、米当局者発言で貿易戦争への警戒緩む

  26日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。米当局者の発言で米中貿易戦争が差し迫っているとの懸念が和らいだため、株式相場が反発し、ドルは主要10通貨全てに対して上げた。

  中国による米重要技術分野への投資制限を巡り、トランプ大統領はムニューシン財務長官の比較的穏やかな手法を支持する可能性を示唆。これを受け、ドルは対円でこの日の高値を付けた。ハセット米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長は米国が中国と欧州連合(EU)から関税引き下げを勝ち取る可能性は高いと述べた。ライアン米下院議長は不公正な貿易慣行に対抗する上で、「関税引き上げよりも良い手段がある」と語った。

  トランプ大統領は朝方、ハーレーダビッドソンが新たな貿易関税を一部生産の国外シフトという既存計画の口実に使っているとして同社を非難した。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.3%上昇。ドルは対円で0.3%上昇の1ドル=110円06銭。対ユーロでは0.5%高の1ユーロ=1.1648ドル。

  アトランタ連銀のボスティック総裁は貿易戦争に陥れば、リスクは下振れ方向にシフトすると発言。ダラス連銀のカプラン総裁は関税の経済全体への影響に言及するには時期尚早だと述べた上で、長期債の利回りは将来の弱い成長見通しを示していると語った。

  欧州中央銀行(ECB)政策委員会のメンバー、レーン・アイルランド中銀総裁はインフレは回復しつつあるが、依然として目標を下回っていると話した。

欧州時間の取引

  主要通貨にとって株式相場が主な材料となった。主要データの発表が少なく、貿易を巡る世界的な対立を巡って新たな展開がない中、ポジション調整にほぼ終始した。
原題:USD Extends Gains After Trump Pivots on China Curbs: Inside G-10(抜粋)
Euro Drops as Investors Look for Trade War Winners: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株反発、原油値上がりでエネルギー銘柄高い

  26日の米株式相場は反発。貿易関係を巡る緊張の高まりに対する懸念は根強く続いているものの、米国の原油相場上昇を受けてエネルギー株を中心に値上がりした。

  • 米国株は上昇、原油値上がり受けエネルギー銘柄が高い
  • 米国債はほぼ変わらず-10年債利回り2.88%
  • NY原油は大幅反発、米が同盟国にイラン産原油の輸入停止を要求
  • NY金は続落、オプションの限月交代控え下落見込んだポジション増加

  S&P500種株価指数は50日移動平均を回復。前日に最も下げたテクノロジー株は反発、ナスダック指数が上昇した。この日上げを主導したのはエネルギー株。米政府が同盟国に対し、イラン産原油の輸入停止を要求しているとの報道を受けてニューヨーク原油先物相場が1バレル=70ドルを超えたことが背景にある。

  S&P500種株価指数は前日比0.2%高の2723.06。ダウ工業株30種平均は30.31ドル(0.1%)上げて24283.11ドル。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りが1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満低下し2.88%。   

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は大幅反発。70ドル台に乗せ、1カ月ぶり高値となった。サウジアラビアが7月に原油生産量を大幅に引き上げる計画が明らかになったものの、米政府がイラン産原油の輸入を停止するよう同盟国に要求していることが材料視された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は2.45ドル(3.6%)高の1バレル=70.53ドル。ロンドンICEの北海ブレント8月限は1.58ドル上げて76.31ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。オプション取引の限月交代を控えて下落を見込んだポジションが積み上がった。金オプションでは26日が7月限の最終取引日。また27日は金先物6月限の最終取引日となる。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.7%安の1オンス=1259.90ドルで終了。

  フィデュシャリー・トラスト・カンパニー・インターナショナルの株式運用ディレクター、ケアリン・パイ氏は電話取材で、「貿易問題が市場の重しになっている」としつつ、「ただこれまでのところ、ファンダメンタルズには交渉の多くを乗り切れるだけの強さがあるというのがわれわれの見解だ」と述べた。
原題:U.S. Stocks Advance as Trade Simmers, Oil Rallies: Markets Wrap(抜粋)
Oil Surges as Global Supply Risks Outweigh Saudi Production Rise
PRECIOUS: Gold Drops to 6-Month Low as Traders Hike Bearish Bets

◎欧州債:イタリア債が下落、ユーロ圏で国債発行が相次ぐ

  26日の欧州債市場では、ドイツ債が売り圧力を受けた。英国債もいったんは下げていたが、イングランド銀行金融政策委員会(MPC)次期委員のジョナサン・ハスケル氏のハト派的な発言や、20年債入札の堅調なプライシングを受けて持ち直した。

  イタリアのインフレ連動債入札は市場予想に沿った結果だったが、同国債は大幅安。イタリア政府は28日に5年債と10年債入札を実施。

  スペインは10年債を新規に70億ユーロ発行。応札額は200億ユーロを超えた。このプライシングにかけてスペイン10年債利回りは1.405%と、この日のピークを付けた。

  ドイツ10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.34%、スペイン10年債利回りは4bp上昇の1.39%、イタリア10年債利回りは7bp上昇の2.90%。
原題:EGBs Find Relief on Issuance Pricing; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)
Italy Bonds Fall as Euro Area Is Awash in a Glut of Debt Sales

(NY外為、米国株・国債・商品を更新します.)
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