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中国の航空会社も巻き添え-貿易摩擦による元安でドル建て経費膨らむ

  • 米中貿易を巡る緊張が深まれば、乗客数が減少する可能性も
  • ドル建て債務:中国国際航空210億ドル、南方航空180億ドル-データ

ここ10年で欧州のエアバスと米ボーイングに計1000億ドル(約11兆円)余りの航空機を発注した中国の航空会社にも、貿易摩擦の影響が及んでいる。米中対立激化で人民元がドルに対し半年ぶりの安値となる中、ドル建ての支払い負担が膨らんでいるためだ。

  中国国際航空や中国南方航空などが購入した旅客機の支払いに加え、燃料輸入もドル建てだ。米中貿易を巡る緊張が深まれば、乗客数が減少する可能性もある。このため、中国東方航空を加えた中国3大航空会社の株価は今月半ば以降に軒並み下げ、失った時価総額は合わせて115億ドル前後相当に達する。

Price Dip

  メイバンク・インベストメント銀行の航空業界担当アナリスト、モーシン・アジズ氏(クアラルンプール在勤)は「人民元相場を押し下げているのは貿易を巡る懸念だ」とし、「全ての分野に広がるトラブルの根本原因がこれだ」と述べた。

  ブルームバーグの集計データによれば、中国国際航空のドル建て債務は約210億ドル、中国南方航空は180億ドル、中国東方航空は110億ドル。各社の担当者に電子メールでコメントを求めたが返答はなかった。

Trade War Slams the Yuan

原題:Chinese Airlines Become Collateral Damage in Trade War With U.S.(抜粋)

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