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元ゴールドマンのホワイト氏、70年代の手法で債券市場の問題解決狙う

  • 「ボンドCliQ」、9月に正式稼働の予定
  • ナスダックもディーラーが提供した建値を掲示することで始まった

米ゴールドマン・サックス・グループで債券取引テクノロジーの専門家として知られたクリス・ホワイト氏は、新しいプラットフォーム「ボンドCliQ」が社債トレーディングの問題を解決してくれると期待している。

  デジタル時代の今でも大半の大口取引が少数の大手銀行との交渉を通じてなされるため、投資家が視界不良に陥ることは珍しくない。同氏は解決策を1970年代に見いだした。リアルタイムの建値を集中的に表示するというもので、米株式市場が当時採用した手法に似たものだ。株式市場に比べると社債トレーディングの透明性はまだはるかに小さい。

Chris White

クリス・ホワイト氏

写真家:Kimberly Nicholais via BondCliQ

  このプロジェクトに1年以上携わっているホワイト氏(43)は、「マーケットメーカーはデータの栄養失調状態だ。マーケットデータの質を全体的に向上させることで市場の流動性を改善できるようにするのが、われわれが包括的に強く望むところだ」と述べた。ボンドCliQは9月に正式稼働する。

  ホワイト氏によれば、米国の社債引き受けトップ10のうち4社がボンドCliQに建値を提供することに合意している。具体的な社名への言及は控えた。

  NYSEユーロネクストの最高経営責任者(CEO)だったダンカン・ニーダーアウアー氏ら株式市場のベテラン2人は、ホワイト氏のスタートアップ企業に投資している。歴史を踏まえれば、ディーラーが提供した売値・買値を掲示することで始まり、その後、巨大取引所となったナスダックにボンドCliQは等しいと同氏らは主張する。

  (ブルームバーグ・ニュースの親会社ブルームバーグ・エル・ピーは、債券価格の情報提供でボンドCliQと競合します)

原題:Goldman Alum Touts ’70s Era Fix to Bond Market’s Big Problem (1)(抜粋)

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