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トヨタ:スマホ連携の新クラウン、カローラ-ネット世代に響くか

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  • スマホでドアロックやハザードランプの操作、LINEでナビ入力も
  • クラウンとカローラの主要顧客は高齢化-カローラセダンは平均70代

トヨタ自動車は26日、クラウンとカローラの最新モデルを発表した。スマートフォンから車両の操作や状態確認ができるほか、メッセンジャーアプリのLINEからカーナビゲーションの目的地設定を可能にするなどインターネットとの連携サービスを充実。初代のデビューから半世紀以上の時がたち失われた若者の支持回復を目指している。

  トヨタの発表資料によると、両車種の全車両に同社独自の通信機(DCM)を搭載。スマホで走行距離や部品交換の時期などの情報を確認できるほか、車のドアのロックやハザードランプの操作も可能という。また、LINEアプリで目的地の設定を行って車両のカーナビに反映したり、目的地の天気予報などの情報を得ることができたりする。こうした機能に必要なトヨタの車載通信サービス「T-Connect」を3年間、無料で提供する。今後国内で発売されるほぼすべての車にDCMを搭載していくという。

  トヨタによると、クラウンが誕生から60年以上、カローラは50年以上が経過し、新規の若年層の顧客獲得が難しくなっている。両車とも所有者の年齢は上がり、カローラのセダン型では顧客の平均年齢は70歳代に達しているという。そこでクラウンではスポーツタイプや高級グレードなど3つに分かれていたデザインを若者にも受け入れられやすいスポーティーなスタイルに一本化。トヨタ独自の設計手法「TNGA」に基づいて作られたプラットフォームを採用して乗り心地も高めた。2.0リッターターボエンジンと2.5リッターハイブリッド(HV)エンジン、3.5リッターV型6気筒エンジンの3種類の駆動系をそろえ、内装などのオプションでグレードが分かれている。

全国6カ所結び中継

  カローラでも20-30代をターゲットに、若者に人気のハッチバックスタイルを選んだ。1.8リッターのHVエンジンと1.2リッターのターボエンジンの2種類がある。新型「カローラ スポーツ」の開発を担当した小西良樹チーフエンジニアは「若返りを図りたい。そのために将来のコネクティッドを搭載していく」と話した。今後、クラウンとカローラに採用した同様のサービスを新型車に装備していくとともに、米アマゾンの「エコー」のような音声スピーカーの搭載などもニーズを勘案しながら対応していくという。

  両車種とも26日から全国で発売される。カローラスポーツの価格は213万8400円(税込み)からで月販目標は2300台。クラウンは460万6200円(同)から。それぞれ愛知県のトヨタ堤工場と元町工場で生産される。

  豊田章男社長と友山茂樹副社長は26日、同社の新たな取り組みとして、東京都内で出席者を一般公募した新型クラウンとカローラを発表するイベント「コネクティッドデイ」を開催。札幌から福岡まで全国6カ所にも特設会場を設け、スクリーンで中継して車両説明やコネクティッドサービスの実演なども行う。

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