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BISボリオ局長:中銀は市場の動揺を恐れるな-政策正常化で

  • 緩和策解除の道筋は必ずしも滑らかでない点を受け入れるべきだ
  • 主流の考えへの異論で知られるボリオ氏、サマーズ氏の見解と対照的

国際決済銀行(BIS)のクラウディオ・ボリオ金融経済局長は、各国・地域の中央銀行に対し、金融危機に対処するために講じた緩和策の解除に向けた道筋は必ずしも滑らかでない点を受け入れる必要があり、単に金融市場を動揺させるのを恐れて正常化を遅らせるべきでないと指摘した。

  ボリオ局長は24日公表の年次報告書に付随のインタビューで、金融の安定性のリスクに対処するとともに将来の景気悪化から経済を守るため、「われわれはしっかりと政策の正常化を進めなければならない」と論じた。

  その上で、「しっかりにというのは特に、ボラティリティーが抑制されている限り、その高まりを恐れるなという趣旨であり、初期条件を踏まえれば、今後はボラティリティーの高まりが生じる可能性は大きい」との分析を示した。

Different Strokes

  主流的な考えに異論を唱えることで知られるボリオ氏のコメントは、サマーズ元米財務長官が先週、欧州中央銀行(ECB)のフォーラムで行った講演の内容とは対照的だ。インフレ抑制のためだけの利上げに中銀は慎重であるべきだするサマーズ氏は、BISとの見解の相違に言及し、近いうちに新たなリセッション(景気後退)に見舞われた場合の影響は、物価がやや高めで推移するという問題を「大きく上回る」だとろうと述べていた。

Hard to Ignore

原題:Central Banks Told Not to Be Afraid of Shaking Markets a Little(抜粋)

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