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ブラックロックの資源株ETF、絶好の買い場か-過去最大の資金流入

  • 18日に5100万ユーロの投資家資金が流入-02年の取引開始以後で最大
  • 米中貿易摩擦を巡り楽観的な見方広がり、資源関連株が切り返す
BlackRock Inc. headquarters stands in New York, U.S.
BlackRock Inc. headquarters stands in New York, U.S. Photographer: Victor J. Blue/Bloomberg
BlackRock Inc. headquarters stands in New York, U.S.
Photographer: Victor J. Blue/Bloomberg

米国と中国の貿易摩擦は、コモディティー生産業者の株式買い増しを目指す投資家に絶好の買い場を提供している可能性がある。

  ブラックロックの上場投資信託(ETF)「iシェアーズ・ストックス欧州600ベーシック・リソーシズ」の2営業日合計の値下がりが3月以来の大きさに向かっていた18日、5100万ユーロ(約65億4000万円)の投資家資金が流入した。これは2002年の取引開始以後で最大の規模。フランクフルト市場上場の同ETFの価格は回復し始め、22日は約2%高で取引を終えた。

  貿易摩擦激化で商品需要が後退するとの懸念から資源関連株がこの6週間余りで最も安い水準に落ち込む中、同ETFは打撃を受けた。ただ、米国の関税が7月6日に発動される前に、米中が交渉のテーブルに復帰する可能性があるとの楽観的な見方から株価は切り返している。

  ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のアナリスト、アンドルー・コスグローブ氏は電話インタビューで、「このタイミングで買いに入るのは妥当だ」と述べた上で、「マクロ環境の大部分は実に安定している。成長の勢いは幾分鈍化しつつあるかもしれないが、依然として非常に前向きだ」と語った。

Defying the Odds

  同ETFがベンチマークとする指数の株価収益率(PER)は13倍と、MSCIオールカントリー世界指数やS&P500種株価指数を下回って推移している。同ETFは資産の20%余りを英豪系リオ・ティント・グループに配分。同社の株主資本利益率(ROE)は約21%で、ブルームバーグ世界指数を構成する5000社余りの中央値のほぼ2倍となっている。

原題:BlackRock’s Resources ETF Posts Record Inflow as Prices Tumble(抜粋)

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