サウジ・エネルギー相、産油国の増産「実質で」約100万バレルと表明

  • 市場の均衡を保つためには何でもする-ファリハ・エネルギー相
  • 100万バレルの増産分を比例配分する方針は合意に含まれずと主張
Photographer: Stefan Wermuth/Bloomberg

サウジアラビアは石油価格を制御するために断固として行動する意思を表明し、市場への供給が実質的に日量100万バレル近く増えるとの考えを示した。

  サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は23日、ウィーンの石油輸出国機構(OPEC)本部で記者団に対し、「市場の均衡を保つために必要なことは何でもする」と述べた。ロシアのノバク・エネルギー相も同席した。

Who's Got the Juice?

Only a few nations have significant spare production capacity

Source: International Energy Agency

  OPECは22日、「名目で」日量100万バレルの増産で合意。ただ、各国担当閣僚の間からは、増産が不可能な国もあるため実質的に増える量はそれより少なくなるとの見方が示されていた。イランは増産規模を日量50万バレル、イラクは最大で同80万バレルとそれぞれ見積もっている。

  イランのOPEC代表はサウジの立場を批判し、OPECのいかなるメンバーも他国の市場シェアを奪うことはできないと述べた。微妙な問題であることを理由に匿名で語った。ベネズエラのケべド石油相もツイッターで同様の主張を展開した。

  ただファリハ氏は、OPECと主要な非加盟産油国との23日の会合での合意には日量100万バレルの増産分を加盟国間で比例配分すべきだとの方針が含まれなかったと説明。増産量は100万バレルに近い水準になると主張した。

  コンサルティング会社ウッドマッケンジーのベテランOPECウオッチャー、アンルイーズ・ヒトル氏は「増産が可能なのはサウジだけなので、合意に対するサウジの解釈が重要だ」と指摘している。

原題:Saudis Pledge Decisive Oil Supply Boost to Comfort Consumers(抜粋)

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