【米国株・国債・商品】株上昇、OPEC合意でエネ株高い (訂正)

訂正済み
  • NY原油は16年以来の大幅高、OPEC増産規模が予想下回る
  • トランプ大統領、EUからの輸入車に関税賦課の意向表明

22日の米株式市場では、S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均が上昇。エネルギー関連銘柄が上げを主導した。石油輸出国機構(OPEC)が合意した増産規模は市場予想を下回り、原油相場が急伸した。米国債は前日とほぼ変わらず。

  • 米国株はS&Pとダウが反発、エネルギー銘柄買われる
  • 米国債はほぼ変わらず、イールドカーブはフラット化
  • NY原油は16年以来の大幅高、OPEC増産規模が予想下回り
  • NY金はほぼ横ばい、1オンス=1270ドル台-主要ETFの金保有量減少

  トランプ米大統領が欧州連合(EU)から輸入する自動車全てに20%の関税賦課する考えを示し、貿易摩擦が懸念されたものの、S&P500種はここ2週間で最大の上昇となった。米国債は午前、トランプ大統領の関税に関するツイートが流れた後の値上がりが目立った。

  S&P500種が前日比0.2%高の2754.88。ダウ平均は119.19ドル(0.5%)高の24580.89ドル。ニューヨーク時間午後4時55分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満下げて2.89%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は大幅反発。OPECは名目で日量100万バレルの増産に合意したが、実質的な供給増は日量70万バレル程度になりそうだと一部の加盟国代表が述べたことから、2016年以来の大幅高となった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は前日比3.04ドル(4.6%)高の1バレル=68.58ドルで終えた。ロンドンICEの北海ブレント8月限は2.50ドル高の75.55ドルで終了。

  ニューヨーク金先物相場はほぼ横ばい。このまま月を終えれば、月間では3カ月連続の下落となる。金連動型上場投資信託(ETF)で最大の「SPDRゴールド・シェアーズ」の金保有量は前日、2月以来最低となった。コメルツ銀行のアナリストは22日付リポートで「投資需要に弾みがつかなければ、金相場は為替動向の気まぐれに振り回され続ける可能性が高い」と指摘した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.1%未満高い1オンス=1270.70ドルで終了。

  OPECは、イランの増産反対にもかかわらず来月からの原油増産に合意。ロシアなど非加盟国も合意に加わる見込みとなった。TDアメリトレードのストラテジスト、ジョー・キナハン氏は電話で「昨日午後から、このような結果になるとの臆測が台頭していた。総生産高から判断すると大した増産にはならず、問題なくサポートできるはずだ」と指摘した。

  米国債市場では2年債と10年債、また5年債と30年債の利回り差がそれぞれ縮小、イールドカーブがフラット化した。

原題:Energy Stocks Lift U.S. Gauges as OPEC Buoys Crude: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Steady, Holding Early Gains; Futures Volumes Poor
Oil Bounces as OPEC Adopts Underwhelming Production Increase
‘Not a Good Time for Gold’ as ETF Investors Head for the Exits

(23日配信記事でNY原油終値を訂正しました.)
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