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米AT&T、メディア複合企業目指しM&Aの取り組み継続

  • データセンター事業をブルックフィールドに売却することで合意
  • アップネクサス買収やオッター・メディア完全子会社化も伝えられる

米通信事業者AT&Tは850億ドル(約9兆3500億円)でのメディア企業タイム・ワーナー(TW)買収完了後もM&A(企業の買収・合併)の取り組みを休むことなく推し進めている。

Randall Stephenson

AT&Tのランドール・スティーブンソンCEO

写真家:David Becker / Bloomberg

  TW買収手続きを完了してから1週間後の21日、AT&Tはデータセンター事業をブルックフィールド・インフラストラクチャーに11億ドルで売却することで合意した。また、オンライン広告プラットフォームを手掛けるアップネクサスの買収交渉や、デジタル動画ベンチャーのオッター・メディアの完全子会社化の動きも報じられている。

  これらは全て、メディア複合企業へとシフトするAT&Tの計画の一部だ。特に重点を置いているのは広告分野であり、ランドール・スティーブンソン最高経営責任者(CEO)は、同社のターゲット広告事業をてこ入れするため、大規模な取引ではないにしてもさらなる買収を進める見込みだと述べている。

  同CEOはニューヨークのウェルズ・ファーゴ主催の会議で、「これは比較的小規模のM&Aになるだろう。時間をかけて投資を進めることで可能になるとわれわれは確信している」と語った。

  AT&Tは先週、TWの名称をワーナーメディアに変更した。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は今週、AT&Tが約16億ドルでのアップネクサス買収に向け交渉中だと報じた。またリコードは20日、AT&Tとチャーニン・グループが共同所有するオッター・メディアの完全子会社化を目指していると伝えた。それによると、取引規模は10億ドルを上回る見込みで、今年の夏にも完了する可能性がある。

原題:AT&T Stays in Dealmaking Mode Following Time Warner Merger (1)(抜粋)

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