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Photographer: Xaume Olleros/
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中国株のトップマネジャー、現金シフトが奏功-貿易摩擦を冷静に判断

  • 短期的に変動が大きい状態続くと予想、戦術的なポジション-蒋氏
  • 新興市場にとって中国は最も重要な利益のけん引役と蒋氏
An employee at a currency exchange store counts Chinese one-hundred yuan banknotes in Hong Kong, China.
Photographer: Xaume Olleros/

中国株のトップファンドマネジャーの1人は4月以降、貿易摩擦で中国株の低迷が長引くことを懸念して現金の持ち高を増やしている。

  現在のところ、ハーベスト・グローバル・インベストメンツの中国株責任者、蒋一茜氏の慎重な姿勢は的中。米国と中国の貿易摩擦が激しさを増す中で今週下げ幅を拡大し、MSCI中国指数は1月の高値から11%余り下落した。

  蒋氏は香港でのインタビューで、「短期間に相場が非常に強いパフォーマンスを示すとは思わない」と語った。蒋氏の旗艦ファンドの現金比率は3年前の運用開始以降で最も高い水準に引き上げられたという。最近では資産の約15%を現金が占めていた。

relates to 中国株のトップマネジャー、現金シフトが奏功-貿易摩擦を冷静に判断

蒋一茜氏

出典:Harvest Global Investments Ltd.

  
  もっとも、蒋氏は「中国に対して弱気なのではない」と述べ、「短期的に相場の変動が大きい状態が続くとの見方から、これは戦術的なポジションだ」と説明。中国本土企業の今年の利益成長率を「10%台半ば」と予想し、「新興市場にとって中国は依然として最も重要な1株利益のけん引役であり、われわれは中国に対して依然ポジティブだ」と語った。

  蒋氏のチームは運用資産は約20億ドル(約2200億円)。ブルームバーグのデータによると、オフショア中国株に焦点を絞った蒋氏の旗艦ファンドの運用成績は、過去3年にわたり同種のファンドの94%を上回った。蒋氏は中国A株ファンドも運用しているが、同ファンドは過去1年、同種のファンドのほぼ全てをアウトパフォームしている。

Left Behind

ブルームバーグのエンゲル記者が中国政策についてリポート

(出所:Bloomberg)

原題:Top Fund That Was Right on U.S.-China Trade War Is Boosting Cash(抜粋)

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