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ロシア:米国債の保有ほぼ半減、金にシフト-制裁のリスク考慮

  • リターンより「資金を制裁から守る方が大切だ」とダンスケ銀
  • 貿易戦争がひどくなるようならば、中国も同じことをしかねない

ロシアは4月、外貨準備として保有する米国債をほぼ半分に減らした。米政府が一部のロシア企業と個人を対象にこれまでで最も厳しい制裁を発表する中で、安全資産として米国債よりも金を選んだ。

  ロシアが4月に売却した米国債は474億ドル(約5兆2500億円)相当。原油値上がりで外貨準備高全体は増えたが、米国債の保有高は487億ドルに減少した。米財務省のデータが示した。

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  一方で金は買い増しており、ロシア中央銀行が20日発表したところによると、5月に保有高は1%増え6200万オンス(805億ドル相当)。外貨準備高に金が占める割合はプーチン政権1期目が始まって以降の18年間で最大となった。

  ダンスケ銀行のシニアエコノミスト、ウラジミール・ミクラシェフスキー氏(ヘルシンキ在勤)は「ロシア中銀がルーブルを買い支えるために4月に米国債を売ったのかと尋ねる人もいるが、準備高全体は増えているので、これは配分の問題だ」と話した。米国債利回りは上昇しているが、地政学的緊張が高い今、ロシアにとってリターンはあまり重要でない。「資金を制裁から守る方が大切だ」と同氏は述べた。

  「貿易戦争があまりひどくなるようならば、中国も同じことをしかねない」とも語った。

原題:Russia Dumps Treasuries for Gold in Pivot After Sanctions Scare(抜粋)

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