コンテンツにスキップする
Photographer: Tomohiro Ohsumi
cojp

中国、関税「乱用」と米国を非難-インドもEUに続き報復措置

更新日時
  • 中国は「万全の準備」、新関税リスト公表なら米国に対抗
  • インドが米輸入品の一部で関税引き上げ、8月4日から実施
at a shipping terminal in Tokyo, Japan, on Wednesday, Nov. 11, 2014. Japan's exports rose the most in eight months in October, supporting an economy that fell into recession last quarter.
Photographer: Tomohiro Ohsumi

中国は21日、トランプ米大統領による最新の関税警告が実体化した場合、反撃するとあらためて表明。インドも欧州連合(EU)に続いて米国製品への報復関税を発動する。世界的な貿易摩擦は激化している。

  米国が中国の輸出品に対する新たな関税リストを公表するなら、それに対抗する「準備は完全に」整っていると、中国商務省の高峰報道官が21日の定例記者会見で述べた。質と量を組み合わせた措置を講じるとも言明した。トランプ大統領は18日夜の声明で、10%の追加関税の対象とする2000億ドル(約22兆円)の中国製品を特定するよう通商代表部(USTR)に指示したと発表した。また、この新たな関税を実施して中国が再び報復措置を講じた場合は、さらに2000億ドル相当の中国からの輸入品に関税を課すとした。

  インドは、米国による同国産品の一部への関税引き上げの報復措置として、一連の米輸入品への関税を引き上げた。中国やEUなどが講じた対抗措置に追随した。ヒヨコマメやチャナマメへの関税は70%に引き上げられ、8月4日から実施される。

  ロス米商務長官は21日、貿易相手国に対して関税を課すトランプ氏の決定を擁護し、相互性を確保するために必要だと言明した。

  ロス長官はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「われわれは彼らの悪習から自らを守ろうと努めている。彼らは悲鳴を上げ、大声で叫んでいる。彼らは長年にわたって甘やかされてきたが、そのゲームは終わった」と発言。「われわれは世界中での保護主義の問題を解決していく。解決手段は、こうした諸国が通商障壁や関税の引き下げという正しい所業よりも、悪い慣行で一段の痛手を被るようにすることだ」と話した。

  中国商務省の高報道官は「米国は関税を乱用し、世界中で貿易戦争を仕掛けている。世界の貿易秩序を著しく損なうほか、貿易相手国の利益を害し、自国の企業や国民にも影響を及ぼす」と説明。米国は「常に自国の問題を他国に責任転嫁している」と主張した。

  トランプ米政権は米国の経済的利益を脅かしているとして中国を非難。交渉がなお続いているとの兆しは公になっておらず、米中両国は貿易を巡り報復を繰り返す悪循環に陥っている。双方は関税を来月課す方針を示している。

  中国は6月の早い時期に農業とエネルギーに関して米国と交渉し、製造業とサービス業でも話し合う計画だったと高報道官は説明。これまでの協議は「前向きかつ建設的」な形で進んでいたとも話した。

原題:China Accuses U.S. of Trade ‘Abuses’ as India Strikes Back (1)(抜粋)

(リードを書き換え、2-5段落を追加し、更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE