コンテンツにスキップする

きょうの国内市況(6月21日):株式、債券、為替市場

国内市況の過去の記事はこちらです。指標はここをクリックして下さい。

●日経平均が続伸、円安受け輸出一角堅調-下落率上位には地銀株ずらり

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は、日経平均株価が続伸。為替の円安推移を材料に機械や電機など輸出株の一角が堅調、アナリストが割安と指摘したソフトバンクグループなど情報・通信株も高い。半面、東証1部の下落率上位を地方銀行が占めるなど銀行株は安く、相場全般の重しとなった。

  日経平均株価の終値は前日比137円61銭(0.6%)高の2万2693円04銭。TOPIXは2.12ポイント(0.1%)安の1750.63と小幅ながら反落した。

  大和住銀投信投資顧問・経済調査部の門司総一郎部長は、米国による「中国製品への2000億ドルの関税賦課のニュースはいったん消化した。過度にリスク回避にならないとの見立てが円安や株価堅調につながった」と指摘。一方で、トランプ米大統領のやり方から「関税規模が2000億ドルから3000億ドル、4000億ドルに膨らむリスクは誰もが考えている。海外ファンドなどのほかに主なプレーヤーがいないことがきょうの方向感のない相場展開を招いた」とみていた。

  東証1部33業種は機械、情報・通信、サービス、ガラス・土石製品、医薬品、石油・石炭製品、電機など13業種が上昇。下落はパルプ・紙や銀行、電気・ガス、その他金融、証券・商品先物取引、鉄鋼、建設など20業種。野村証券が株価の割安感が強いと投資判断「買い」を継続したソフトバンクグループ、UBS証券が強気判断に上げた武田薬品工業が高い。これに対し、三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループ、りそなホールディングス、日東電工は安い。

  東証1部の売買高は14億251万株、売買代金は2兆5003億円。値上がり銘柄数は713、値下がり1303だった。

●債券は下落、予想下回る5年入札結果で中期債が弱い-米債安も重し

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券相場は下落。米債安の流れを引き継ぎ売りが先行する中、この日に実施された5年利付国債入札が市場予想を下回る結果となったことから、中期ゾーンを中心に売り圧力が掛かった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の350回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.035%で推移。新発2年物の389回債利回りはマイナス0.135%、新発5年物の135回債利回りはマイナス0.11%と、ともに0.5bp上昇して14日以来の高水準を付けた。

  SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、「米金利の上昇などで前場から超長期債が弱めに推移していたが、後場からは入札結果が影響した」と指摘。5年債入札の結果については、「ショートカバーニーズが想定より力強いものではなかったようだ。国庫短期証券の金利水準が切り上がる中、金融機関のマイナス金利回避的な動きも足元では一服している可能性があり、なかなか手前の金利が下がらないと、中期ゾーンを追いかけて買う動きは乏しくなる」と言う。

  財務省がこの日に実施した5年利付国債入札は、最低落札価格が101円00銭と、ブルームバーグがまとめた市場予想の101円02銭を下回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.88倍と、前回の4.22倍から低下。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は2銭と、前回の1銭から拡大した。

●ドル・円は上昇、FRB議長発言や米鉄鋼関税適用除外で-110円後半

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=110円台後半に上昇した。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のタカ派発言を受けた米長期金利の上昇や米国の鉄鋼輸入関税の一部適用除外などを背景にリスク回避の動きが和らぎ、ドル買い・円売りが優勢となった。

  ドル・円相場は21日午後3時16分現在、前日比0.3%高の110円68銭。朝方に付けた110円33銭から水準を切り上げ、午後に一時110円76銭と15日以来のドル高・円安水準を付けた。

  SBI証券IFAビジネス部の相馬勉部長は、「米経済は悪くない。FRBと他中銀とのスタンスが違うので、当面は資金がドルに向かうしかない」と指摘。「ドル・円は、111円台に一回乗せれば、110円台で底値固めとなる。5月21日に付けた111円40銭を狙える雰囲気」と述べた。

  ポンド・ドル相場は同時刻現在、0.3%安の1ポンド=1.3137ドル。一時1.3130ドルと昨年11月14日以来のポンド安・ドル高水準を付けた。英中央銀行イングランド銀行はこの日、金融政策委員会を開く。市場では金融政策の据え置きが見込まれている。また、カーニー総裁はロンドンで講演する。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE