コンテンツにスキップする

OPEC総会での合意見通し強まる、イランが強硬姿勢緩和

  • イラン石油相:総会の結果を楽観している-合意可能性低いから一転
  • サウジ・エネルギー相:最後には良識が勝ると確信

石油輸出国機構(OPEC)が原油生産量で合意する見通しは強まった。イランが20日、OPEC総会で生産拡大案に拒否権を行使する意向を撤回したためだ。

Bijan Namdar Zanganeh

イランのザンギャネ石油相(20日)

写真家:Stefan Wermuth / Bloomberg

  イランのザンギャネ石油相は数カ国の石油相との協議を受け、OPEC総会の結果を楽観していると語った。同相は前日、合意の可能性は低いとしていた。サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は、自分が話した各国の担当相は全員、OPECが方向転換すべき時だという点で一致していると述べた。

  ファリハ・エネルギー相は他の主要産油国との協議後、ウィーンで記者団に対し、「最終的には良識が勝ると確信している」と語った。OPECのバルキンド事務局長も先に同様の見解を示していた。

  OPEC総会を22日に控え、各国の担当相は拒否権行使を招かずに、生産を拡大し高い石油価格への消費者の懸念を緩和する案を策定しようと努めている。

  トランプ米大統領から圧力を受けているサウジは、今年後半に「ほどほどの」供給拡大を行うことで、生産削減の一部を解除したい考えだ。OPEC非加盟国のロシアは日量150万バレルの生産拡大を主張しているが、ロシア案で実際に市場に供給される量はそれよりも小さくなる見込み。

  ベネズエラの後押しを受けているイランはこれまで、一部OPEC当局者が非公式に協議してきた今年後半に日量30万-60万バレル引き上げる妥協案を含め、いかなる増産にも反対していた。

原題:OPEC Works Toward Oil Deal as Iran Sounds More Conciliatory (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE