MSCI:サウジを新興市場指数に組み入れ-来年6月開始

更新日時
  • アルゼンチンも中国やインド、トルコ、南ア、ブラジルの仲間入りへ
  • サウジの株式市場は中東アフリカで最大規模

MSCIは20日、サウジアラビアをMSCI新興市場指数に組み入れると発表した。サウジが進める株式市場の近代化や巨額の投資誘致の取り組みが認められた。

  指数への組み入れは2019年6月に開始する。サウジは昨年、アップグレードの可能性があるウオッチリスト入りしていた。新興市場指数には中国やインド、トルコ、南アフリカ共和国、ブラジルが既に含まれている。MSCIはまた、アルゼンチンも加えると発表した。

  アナリストらは新興市場指数への組み入れが決まったことでサウジには世界中から資金が流入し、中東アフリカで最大規模を誇る同国株式市場の流動性向上につながるとみている。サウジの資本市場当局と証券取引所は証取の国際基準適用や指数組み入れの要件達成を目指し、この数年間に一連の改革を実施してきた。

  HSBCバンク・ミドルイーストの中東・北アフリカ・トルコ担当グローバル市場責任者アントワーヌ・モレル氏は組み入れについて、「サウジの資本市場を大きく変えるものだ。より深みのある、流動性に富んだ市場がつくられる」と指摘。流入する資金規模は350億ドル(約3兆8600億円)と試算している。

  株式市場の近代化はサウジ経済を原油依存から脱却させ政府の収入源多様化を目指す幅広い計画の一環で、ムハンマド皇太子が陣頭指揮を執っている。計画にはリヤドでの新規株式公開(IPO)が見込まれる国営石油会社サウジアラムコの株式売却が含まれる。FTSEラッセルは3月にサウジを新興市場に分類替えしている。

原題:Saudi Arabia Wins Coveted Emerging-Market Status in MSCI Upgrade(抜粋)

(第2段落以降に詳細を加え、更新します.)
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