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投資家の中国株売り、米中貿易摩擦を誤解か-リスクの分布反映せず

  • 周辺国・地域の方が影響受けやすい-ブルームバーグ・エコノミクス
  • 19日の上海総合指数、アジア地域で最大の下落率

米中貿易摩擦の激化を懸念して台湾やマレーシア、韓国よりも中国の株式を積極的に売る投資家は、貿易摩擦による影響の度合いを見誤っているかもしれないと、ブルームバーグ・エコノミクスのフィールディング・チェン、トム・オーリック両氏はみている。

  両エコノミストは20日のリポートで、中国の周辺国・地域の多くが貿易摩擦のリスクに一段とさらされながらも、中国株の指標の上海総合指数が19日に3.8%安とアジア地域で最大の下落率となった点に言及。「下落のパターンはリスクの分布を反映していなかった」と述べ、「中国に対して米国が直接関税を課しても、国内総生産(GDP)に占める輸出のシェアは小さく、この輸出における輸入調達品の役割は極めて大きいため、中国のエクスポージャーが相対的に限られることを意味する」と説明した。

  両氏は経済協力開発機構(OECD)のデータを基に、中国の対米輸出減少によるリスクの度合いでは台湾とマレーシア、香港、韓国が際立っていると指摘。これらの国・地域の中国向け部品輸出のGDPに占める割合は、中国の付加価値製品輸出が同国GDPに占める割合よりも大きいという。

貿易戦争の犠牲

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原題:The Mistakes Investors Are Making When It Comes to the Trade War(抜粋)

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