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きょうの国内市況(6月20日):株式、債券、為替市場

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●日本株3日ぶり反発、アジア株上げリスク回避和らぐ-医薬や食品高い

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  東京株式相場は3営業日ぶりに反発。香港や上海などアジア株の上昇を受け、午後の取引で行き過ぎたリスク回避姿勢を修正する動きが強まった。米国と中国の貿易摩擦懸念は根強いが、為替の円高一服なども投資家心理にプラスに働いた。医薬品や食料品などディフェンシブ株が高い。

  TOPIXの終値は前日比8.83ポイント(0.5%)高の1752.75、日経平均株価は276円95銭(1.2%)高の2万2555円43銭。

  第一生命経済研究所の藤代宏一主任エコノミストは、「海外市場では米国と中国の通商面での対立激化を連想させるニュースがなく、トランプ米大統領による中国への2000億ドルの関税賦課の言及でろうばいして売った向きが買い戻した」とみている。米中間の交渉がどう転ぶのか全く読めない状況なだけに、「日本企業の業績悪化を織り込んで株売りを仕掛けるのも困難」と言う。

  東証1部33業種は医薬品、電気・ガス、食料品、その他金融、情報・通信、精密機器、サービス、小売など23業種が上昇。下落は鉱業や鉄鋼、海運、銀行、卸売、非鉄金属、保険、輸送用機器など10業種。相対的に貿易関連や金利敏感セクターが売られた。

  売買代金上位では、シティグループが投資判断を「売り」から「買い」に2段階上げた第一三共のほか、ソフトバンクグループやSMC、キリンホールディングス、テルモが高い。半面、資生堂や昭和電工、国際石油開発帝石、JFEホールディングスは下げ、米メーカーの筋ジストロフィー競合薬が良好な試験結果を公表し、日本新薬は大幅安。

  東証1部の売買高は15億9054万株、売買代金は2兆7348億円。値上がり銘柄数は1287、値下がり728。

●債券下落、米中懸念受けたリスク回避の動き修正-高値警戒感も重し

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  債券相場は下落。米国と中国の間の貿易摩擦を巡る懸念を背景に進んだリスク回避の修正で日本株高・円安の展開となったことから、債券には売り圧力が掛かった。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は前日比4銭安の150円82銭で取引を開始。円相場が対ドルで1ドル=110円台を中心に小安く推移し、午後にかけて日本株が上げ幅を拡大すると債券先物は一段安となり、結局は9銭安の150円77銭まで下落して引けた。

  メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、「米中貿易摩擦懸念は昨日の日本市場から消化が始まり、海外市場を経て、新たなヘッドラインがない中で、債券売りが出た」と指摘。また、「利回りのレンジ下限として10年は0.03%、20年は0.5%、30年は0.7%で見ている市場参加者が多い中で、相場の高値警戒感もある」と言う。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の350回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.03%で寄り付き、午後には0.035%に水準を切り上げた。

  日銀はこの日の金融調節で、残存期間5年超10年以下と10年超を対象に長期国債買い入れオペを実施。買い入れ額は各ゾーンで前回から据え置かれた。応札倍率は5年超10年以下と25年超が前回を上回った一方、10年超25年以下はほぼ変わらずだった。

●ドル・円は小幅高、米中貿易摩擦警戒も中国の市場対策期待-110円前半

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=110円台前半で小じっかり。米中貿易摩擦に対する警戒感はくすぶる一方で、中国株安に対する当局の対策への期待が支えとなった。

  ドル・円相場は午後4時1分現在、前日比0.1%高の110円19銭。取引序盤は米中貿易摩擦を懸念したリスク回避の動きから円が買われ、一時109円86銭まで下落。その後は米中貿易摩擦への懸念から前日に急落した中国株が持ち直したのに連れて、110円25銭まで反発する場面が見られた。

  三菱UFJ信託銀行資金為替部為替課の池島俊太郎課長は、中国当局による市場鎮静化措置への期待から、「上海総合指数がプラス圏を回復し、日本株も上昇したことでリスクセンチメントが持ち直し、ドル・円の上昇を後押しした」と説明。また、米中貿易摩擦で中国が人民元安で対抗することへの警戒もあった中で、「人民元の中心レートが、市場が予想するほど元安水準に設定されなかったことも市場の安心感につながった」と語った。

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