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「アメとムチ」続く支援プログラム卒業後のギリシャ-現在と大差なし

  • 拘束力を伴う財政目標と順守状況に関する審査が課される
  • 一方でユーロ圏中銀のギリシャ債ポートフォリオの利益が支払われる

ギリシャはユーロ圏や国際通貨基金(IMF)による支援プログラム終了後も、拘束力を伴う財政目標や順守状況に関する審査が課される一方、ユーロ圏中央銀行のギリシャ債ポートフォリオから得られる利益が支払われる見通しであり、現在と大きな違いは感じられない可能性がある。

  ギリシャの債権者に配布された内部文書によれば、ユーロ圏の救済基金である欧州安定化メカニズム(ESM)と、欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会欧州中央銀行(ECB)、IMFを代表する担当者による財政状況の四半期審査の実施が、支援プログラム終了後に想定されている。ブルームバーグが入手した文書によると、救済プログラムの下で導入された構造改革を確実なものとするために「欧州機関の関与」が続き、「ギリシャが独自の政策を立案する余地」は制限される見込みだ。

  ギリシャは国内総生産(GDP)比3.5%相当の基礎的財政収支 (プライマリーバランス)黒字維持に加えて、納入業者への支払いが滞ることがないよう求められる。ただ、「強化監視」の見返りとして、ユーロ圏中銀がギリシャ債ポートフォリオで計上する利益から支払いを受け、救済融資の一部に課される金利ペナルティー軽減という「アメ」も提供されることになりそうだ。

  「約12億ユーロ(約1530億円)のトランシュを毎年6月に1回か、6月と12月の半年ごとに2回に分けて支払う可能性」を内部文書は想定している。

原題:Greece’s Creditors Are Said to Plan Post-Bailout Straitjacket(抜粋)

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