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米国債の逆イールド、来週にも発生か-7年債入札が誘因との見方も

  • 7年債と10年債の利回り格差は19日に3.5bp未満に縮小
  • 7-10年債の逆イールド、他の年限に広がる前触れとなった歴史あり
U.S. Treasury Building In Washington
Photographer: Andrew Harrer
U.S. Treasury Building In Washington
Photographer: Andrew Harrer

米国債の利回り曲線が右肩下がりとなる、長短金利逆転(逆イールド)の第1弾が来週にも起きる可能性がある。

  7年物と10年物の米国債利回り格差(スプレッド)は19日に3.5ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)未満に縮小。先月には2bpと、少なくとも2009年以来の低水準となっていた。

  7-10年債スプレッドは直近発行の米国債(オンザラン銘柄)の中で最も小さく、特に大きく注目はされていないかもしれない。しかし、ブルームバーグとBMOキャピタル・マーケッツが集計したデータによると、このスプレッドがマイナス圏に陥ることが、他の年限で同様の動きを起こす前触れとなった歴史があり、追随する状況は数日以内にしばしば見られた。

  来週の7年債入札は同債券のパフォーマンス低迷につながる可能性がある一方、貿易や世界の成長を巡る懸念で長期の利回りが抑えられているため、7-10年債スプレッドはマイナスになり得ると、BMOの米金利戦略責任者イアン・リンゲン氏が指摘。現在の水準を踏まえると、取引が活発な2-10年債や5-30年債などの利回り格差が追随するには数週間かかる可能性があるが、投資家は最初の逆イールド化を同様の動きが続く前兆と見なすだろうと同氏は述べた。

  リンゲン氏は「私は7-10年債スプレッドを炭鉱のカナリアとして注目している」と指摘。 「利回り曲線の一部が逆イールドの状態になれば、市場は恐らく他の部分の逆イールド化もそれほど抵抗なく受け入れるだろう」と述べた。

Inevitable Inversion?

原題:Bond Traders Gird for Partial Inversion as Soon as Next Week (1)(抜粋)

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